アイドリングが安定しないCRキャブを、無交換のまま使い続けると修理費が3倍になることがあります。
諸貫輪業(通称モロリン)は、埼玉県行田市を拠点とするバイクショップです。 オーナーの諸貫紀世氏が手がけるCRキャブレターのアウトレット追加加工は、旧車バイク乗りの間で「モロリンキャブ」として広く知られています。 facebook(https://www.facebook.com/100064235223641/posts/%E3%83%92%E3%83%84%E3%82%99%E3%82%AD%E3%82%88%E3%82%8A%E9%95%B7%E5%B9%B4%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%A6%E9%A0%82%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E9%AB%98%E8%80%90%E7%86%B1%E7%BC%B6%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-repainter-600-%EF%B8%8F%E3%83%AA%E3%83%98%E3%82%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%B8%8F%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E9%AB%98%E8%80%90%E7%86%B1%E3%81%A7%E3%82%82%E5%A1%97%E8%A3%85%E9%9D%A2%E3%82%92%E4%BF%9D%E6%8C%81%E3%81%99%E3%82%8B%E8%80%90%E7%86%B1%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AC%E3%83%BC%E7%BC%B6/161253528986959/)
CRキャブレターはケーヒン製の高性能キャブレターで、国産旧車カスタムの定番パーツです。しかしノーマル状態のCRキャブは、アイドルアウトレット(低回転域の混合気出口)がスロットルバルブの1ポートしかないという構造上の制約があります。 そこでモロリンが考案したのが、スロットルバルブの外側(インテークポート側)にもう一か所アウトレット口を追加する加工です。 tiktok(https://www.tiktok.com/@bre_ta_kun/video/7405470172976319745)
これが基本です。
追加されたポートにより、スロットル開度が低い状態でも安定した混合気の供給が可能になります。 結果として、以前は「なんとなく濃い」「アイドリングが不安定」と悩んでいたオーナーが、加工後に劇的な改善を実感するケースが多数報告されています。 youtube(https://www.youtube.com/watch?v=Xq8fIJSWuYU)
「なぜ純正のCRキャブをわざわざ加工するの?」と疑問に思う方もいるでしょう。CRキャブはレース用途を前提に設計されているため、街乗りや旧車特有のエンジン特性にそのままでは合わないケースが少なくありません。加工によってその欠点を補い、旧車の実力を引き出すのがモロリン加工の本質です。これは使えそうです。
参考:諸貫輪業(モロヌキ輪業)のInstagramでは加工前・加工後のCRキャブや施工事例を多数公開しています。
諸貫紀世 Instagram(モロリン cr キャブ加工の最新情報)
CRキャブレターは本来、高回転域で最大のパフォーマンスを発揮するよう設計されています。 ところが旧車カワサキ(Z1・Z2・Z750GP系)は、現代の交通事情では低〜中回転域を使う場面が圧倒的に多いです。 mameshiba198.blog129.fc2(http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-19.html)
ここが肝心です。
ノーマルCRキャブをZ系旧車に装着した場合、開度5〜10%の極低開度域で「激烈に濃くなる」特性があることがセッティングの専門家によって指摘されています。 これが原因でアイドリングが安定しなかったり、発進時にエンジンがもたついたりするトラブルが起きます。多くのオーナーがジェット番手を変えたり、ニードルクリップを調整したりと試行錯誤を繰り返しますが、構造的な問題なのでセッティングだけでは解決しにくいのです。 mameshiba198.blog129.fc2(http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-19.html)
たとえばZ750GP(カワサキ)にモロリンのCRキャブアウトレット追加加工を施した事例では、「低回転抜群の安定感」が実現したと複数の動画・SNSで確認されています。 加工前は「プランジャーが原因か?」「ジェットが濃いのか?」と原因特定に数か月かけるオーナーも珍しくありません。加工一発でその迷いが解消される点が、モロリン加工の最大の価値です。 tiktok(https://www.tiktok.com/@bre_ta_kun/video/7558309505667271937)
意外ですね。
参考:CRキャブセッティングで「プランジャー」が原因でアイドリングが安定しない事例の詳細
CRキャブセッティングがうまくいかない方必見(YouTube・やすぽん)
アウトレット加工を受けた後も、セッティング自体は必要です。加工はあくまで「構造的な弱点の補正」であり、最終的なジェット番手やニードルクリップ位置は車両ごとに合わせる必要があります。 biborokutekibobiroku.blogspot(https://biborokutekibobiroku.blogspot.com/2018/05/cr.html)
CRキャブのセッティングには主に以下のパーツが関係します。
| パーツ名 | 略称 | 影響する開度域 |
|---|---|---|
| メインジェット | MJ | 3/4〜全開 |
| スロージェット | SJ | 全閉〜1/4開 |
| エアスクリュー | AS | 全閉〜1/8開 |
| ジェットニードル | JN | 1/4〜3/4開 |
| ニードルジェット | NJ | 中間域全般 |
SR400用CRキャブの実践的セッティング例では、MJ:138〜142番、SJ:42〜45番、AS:1〜1.5回転戻しあたりが一つの基準とされています。 ただしこれはノーマルエンジン・マフラー変更程度の車両を想定したものであり、ボアアップやハイカムを組んでいる場合は大幅に変わります。 saikachi.blog(https://saikachi.blog.jp/archives/261327.html)
セッティングは個体差が条件です。
実際の走行確認では、プラグの焼け具合(理想はきつね色)が最も信頼できる指標です。 白すぎれば薄い、黒〜湿っていれば濃い、と判断できます。走行後すぐにプラグを外して確認する習慣をつけると、セッティングの方向性が掴みやすくなります。 arch-joho(https://www.arch-joho.com/entry/2021/04/24/%E3%80%90%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%A3%AB_%C3%97_%EF%BC%B3%EF%BC%B2%E3%80%91_%EF%BC%A3%EF%BC%B2%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%96_%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6)
セッティングの基礎と実践については、ファクトリーまめしばのブログが旧車乗りの間でバイブル扱いされています。
実戦的CRキャブレターのセッティング(ファクトリーまめしば・事前準備編)
加工を依頼する前に、キャブレター本体のコンディションを確認しておくことが重要です。オーバーホールが必要な状態のキャブを加工に出しても、加工の効果が正しく発揮されないケースがあります。 instagram(https://www.instagram.com/p/DNj9hqFxb7T/)
諸貫輪業への加工依頼は予約制で、月ごとに受付が開始されます。 2024〜2025年時点では9月の加工予約を告知するなど、数か月先まで埋まる人気ぶりです。加工を計画するなら、少なくとも2〜3か月前から情報をチェックしておくのが賢明です。 facebook(https://www.facebook.com/100004669338143/videos/%EF%BD%83%EF%BD%92%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC-%EF%B8%8F%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%81%84%E3%81%84%EF%B8%8F%EF%BD%83%EF%BD%92%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E5%8A%A0%E5%B7%A5%EF%BC%99%E6%9C%88%E3%81%AE%E4%BA%88%E7%B4%84%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%A7%E3%81%99%E5%AE%9C%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99_%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E5%BA%95%E5%8A%9B%EF%B8%8F-%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E5%AE%89%E5%AE%9A%E5%85%A8%E9%96%8B%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%95%E3%83%AB%EF%B8%8F-z4/1149307696961527/)
早めの確認が原則です。
また加工後はCRキャブのアウトレット構造が変わるため、再セッティングが必要になります。加工直後にいきなり高回転まで回すのは避け、まず低回転域でのアイドリングを安定させてから走行域のセッティングを詰めるという順番が推奨されます。 mameshiba198.blog129.fc2(http://mameshiba198.blog129.fc2.com/blog-entry-19.html)
医療従事者にとって、シフト勤務や夜勤明けの時間にバイクのカスタムを楽しむのはリフレッシュに最適な趣味です。しかしCRキャブのセッティングはハマると数か月単位で消耗する沼でもあります。
厳しいところですね。
モロリン加工の最大のメリットは「セッティングの迷子期間を大幅に短縮できる」点です。構造的な弱点が補正されていることで、ジェット番手の変更が直接的な効果として現れやすくなり、「なぜ変わらないのか」という時間を無駄にしません。 限られた休日を有効活用したい医療従事者ライダーにとって、この「時間の節約」は非常に大きな価値です。 tiktok(https://www.tiktok.com/@bre_ta_kun/video/7405470172976319745)
旧車バイクのコンディション維持には継続的なメンテナンスが欠かせませんが、モロリンCRキャブ加工はその中でも「一度やれば長期間効果が続く」投資効率の高いカスタムです。バイク仲間への話のネタとしても、「諸貫輪業でアウトレット加工してもらった」の一言は旧車乗りには特別な響きがあります。 tiktok(https://www.tiktok.com/discover/%E4%BA%8C%E4%BF%A3%E5%B7%9D%E3%80%80%E4%B8%80%E7%99%BA%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%80%80%E6%99%AE%E9%80%9A%E4%BA%8C%E8%BC%AA%E3%80%80%E6%8C%81%E3%81%A1%E7%89%A9)
旧車バイクのCRキャブセッティング全般の基礎を学びたい方には、下記のブログが体系的でわかりやすいです。
CRキャブ セッティングメモ(SR400実例付き・詳細データあり)