あなたのQALY計算、年間100万円の判断損失を出している可能性があります。

QALYは「Quality Adjusted Life Year」の略で、生存年数に生活の質(効用値)を掛け合わせて算出します。例えば、効用値0.8の状態で10年生存すると、QALYは8となります。つまり健康寿命を質で補正した指標です。結論は掛け算です。
効用値は0〜1で表現され、完全健康が1、死亡が0とされます。EQ-5Dなどの尺度を用いるのが一般的です。ここがブレます。効用値の設定次第で、同じ治療でも評価が大きく変わるため注意が必要です。効用値が基本です。
例えば、ある治療Aが100万円でQALYを2改善、治療Bが200万円でQALYを3改善した場合、ICER(増分費用効果比)を使って比較します。計算は(200万-100万)÷(3-2)=100万円/QALYです。つまり1QALYあたりの追加コストを評価します。ここが判断軸です。
日本では1QALYあたり500万円前後が一つの目安とされることがあります。これを超えると費用対効果が低いと判断されやすいです。痛いですね。コストと効果のバランスを見ることが重要です。つまり比較が重要です。
QALY計算では将来の価値を現在価値に割引くことがあります。一般的に年率2〜3%が使われ、日本のガイドラインでも約2%が採用されます。これにより長期的な治療効果は低く評価されます。意外ですね。
例えば20年後の1QALYは、割引率2%なら約0.67QALYとして評価されます。長期治療ほど不利です。ここを見落とすと評価を誤ります。割引が条件です。長期治療の評価には特に注意が必要です。
参考:日本の費用対効果評価制度の概要と割引率の扱い
厚生労働省:費用対効果評価の基本的考え方
医療従事者の中には「QALYは研究用で臨床では不要」と考える人もいます。しかし実際には診療報酬や薬価に影響します。知らないと損します。これは重要です。
例えば高額薬剤の採用判断でQALYを無視すると、年間数十万円規模のコスト差が生じるケースがあります。病院経営にも影響します。厳しいところですね。QALYは経営にも直結します。つまり無関係ではないです。
QALYは便利ですが、倫理的な問題もあります。高齢者や障害者の効用値が低く見積もられやすい点です。公平性の議論が続いています。ここは難しいです。
例えば同じ1年でも、効用値0.6と0.9では評価が大きく異なります。これが治療優先度に影響する可能性があります。どういうことでしょうか?つまり数値化の限界です。
このリスクへの対策として、「QALYだけで判断しない」という視点が重要です。単一指標依存のリスク→判断精度向上→複数指標併用が有効です。例えばICERに加えて患者報告アウトカム(PRO)を確認するだけでバランスが取れます。これなら問題ありません。