ダウナー系とは、気だるさ・静けさ・ミステリアスさを“あえて抑えた表情”で作る方向性の呼び名で、メイクでは「低彩度(くすみ寄り)」「陰影重視」「血色を足しすぎない」を柱に組み立てます。
派手に盛るのではなく、色の鮮やかさを落として質感と影で整えるため、写真や近距離でも“作り込み”が露骨に出にくい一方、バランスを誤ると「顔色が悪い」印象に振れやすいのが難点です。
似た言葉として「アンニュイ」などが挙がりますが、ダウナー系は“内向きで落ち着いたムード”をスタイルとして再現するニュアンスが強く、ファッションや髪型まで含めて統一感を取りに行くと完成度が上がります。
ベースメイクは「透明感」と「セミマット」の中間を狙うのが扱いやすく、ツヤの出しすぎで“健康的・ハッピー”に寄るのも、逆に粉っぽくして“疲労感が強すぎる”のも避けます。
肌トーンはワントーン明るめを意識しつつ、赤み(小鼻・頬のムラ)をコントロールカラー等で整理すると“無機質寄り”の下地が作れます。
一方で、医療従事者の視点では「青白さ=体調不良」に直結しやすいので、院内・病棟など対面環境では“頬の中心だけ極少量”のニュアンスチークで最低限の生気を残す設計が安全です(入れないのではなく、入れてバレない量にする発想)。
アイメイクは「くすみ系ブラウン、グレー、パープル、モーブ」などの低彩度カラーで陰影を作り、ラメは控えめ、マット寄りで“奥行き”を出すのが基本です。
さらに下まぶたにも影色を入れて「疲労感をプラス」と説明されることがあり、ここがダウナー系らしさの出所になりやすい一方、入れ方が強いとクマっぽく見えてしまいます。
眉は細すぎず太すぎず、やや直線的にし、色は髪より少し暗めのグレーブラウン寄りにするとクールさが締まります。
チークは「ほぼ入れない」か「影になるローズグレー、モーブ系をこめかみ寄りにぼかす」という発想で、血色を“足す”より“引く”方向で立体感を作ります。
リップはモーブピンク、ブラウンレッド、グレイッシュパープルなど、くすみと深みのある色で締めると世界観が完成しやすいです。
ただし職場・対面では、リップの彩度を落としすぎると「唇色が悪い」=体調不良の連想を呼びやすいので、ダウナー系の範囲内で“ツヤをほんの少し戻す”と清潔感を守れます(マット固定より、薄膜で整える考え方)。
ダウナー系とは「血色を抑える」方向性ですが、医療現場では“具合が悪そう”に見える表現は患者さんの不安や誤解を招きやすく、特に頬〜唇〜目の下のトーンが同時に落ちると一気に不健康側へ振れます。
そこで実務的には、ダウナー系の核である低彩度と陰影は維持しつつ、「唇だけはニュートラルに戻す」「頬の中心に極薄の血色を仕込む」「下まぶたの影はグレーではなく“くすみブラウン”に寄せる」など、1点だけ“生気の逃げ道”を残すと成立しやすいです。
また、ダウナー系は厚塗りより薄膜が向くため、摩擦(マスク、頻回の手洗い後の触れ)で崩れるとムラが目立つことがあり、勤務中はベースを薄くしてポイント直し前提にすると、結果として清潔に見えます。
医療従事者としての現実的な調整例。
チークやリップの“血色を引く”設計は、貧血・体調不良の印象と近接するため、同僚や上司から「今日大丈夫?」と聞かれやすいタイプの人は、休日から試して境界線を把握するのが安全です。
参考)ダウナー系意味とは?類語やファッションとメイクの特徴を調査!…
参考:低彩度・陰影・セミマット、直線眉、影チーク、くすみリップなど「ダウナー系メイクの基本パーツ別の考え方」
https://www.4--beauty.com/entry/downermake