あなたが夜間でも全照明を点けっぱなしにしていると、年間で約12万円の損失になる可能性があります。
多くの医療機関では、夜間や休日でも医療機器の主電源を入れたままにしています。ところが、実際には「待機電力」だけで全体電気使用量の15%以上を占めている事例があります。
たとえば電子カルテ端末や血圧計・吸引機など、わずか数ワットの積み重ねが年間では1台あたり約4,000円ものロスになります。
小規模クリニックでも、全体で20台以上の端末を稼働していれば年間8万円超の無駄です。
つまり、日次の電源オフルーチンを整えるだけで、業務時間外の支出を減らすことができます。
手間は最小限で、効果は大きいということですね。
院内の温度設定、冷房26℃・暖房22℃が推奨されています。けれど現場では「快適性」を優先し、それより過剰に運転させているケースが8割を超えます。
エアコン設定を1℃見直すだけで、年間消費電力量を約10%節約可能です。
冷暖房負荷が多い手術室やリハビリ室ではさらに顕著で、結果的に電気料金が年間12万円程度変わることも。
快適さと節電のバランスが重要です。
つまり温度管理が節約のカギです。
給湯器と滅菌装置は医療施設における潜在的なエネルギー浪費ポイントです。
給湯タンクを使ったままの連続加温モードを停止し、必要時運転に切り替えるだけで、平均40%の消費電力削減が可能という報告もあります(東京都環境局調査より)。
また、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)は使用後に予熱状態で放置されることが多く、1時間あたり約1.2kWhを消費します。
対策は「タイマー制御」での自動停止設定です。
これなら手間もなく、確実に節電できます。
東京都環境局:医療機関向けエネルギー削減ガイド(給湯・滅菌設備の最適化)
照明を点けっぱなしにする行為は感染管理上「安全」と思われがちですが、実は非効率です。
人感センサー照明を導入した医療施設では、電気使用量が年間で18〜25%削減。
例えば夜勤エリアを重点的に自動制御化した東京都立病院では、年間約36万円のコスト削減が実現しました。
感染リスクを抑えつつ、安全な分離ゾーンごとに照度調整する方式が主流です。
LED+センサーの組み合わせが基本です。
意外ですが、電子カルテ導入後も紙の伝票やプリントを大量に使い続ける現場は多いです。
紙1枚の印刷コストは平均2.5円、月5000枚で年間15万円ほどの無駄となります。
加えて、紙運搬のための物流コスト・人件費も積み上がります。
ここで有効なのが「デジタル署名付き電子文書管理システム」の導入です。
電子化が原則です。