あなたがINCI名で成分指導すると薬機法違反で指摘されることがあります
INCI名とは「International Nomenclature of Cosmetic Ingredients」の略で、化粧品成分の国際統一名称です。米国のPCPC(Personal Care Products Council)が管理しています。世界で3万種類以上が登録されています。
つまり国際共通名です。
医療従事者が混同しやすいのは、日本の「表示名称」とは別物という点です。例えば「水」はINCIでは「Water」または「Aqua」と表記されます。見た目は単純ですが、体系は完全に別です。
ここがズレやすいです。
海外論文や臨床データではINCI名が使われることが多く、日本語成分名との対応を理解しないと情報解釈を誤ります。特に皮膚科領域では重要です。
結論は対応理解です。
日本では薬機法により「化粧品表示名称」が定められています。これは厚生労働省のリストに基づき、日本語で表示されるものです。INCI名とは一致しません。
ここが重要です。
例えば「Butylene Glycol」はINCI名ですが、日本では「BG」と表示されます。医療従事者が患者説明でINCI名をそのまま使うと、製品表示と一致せず混乱を招きます。
意外ですね。
さらに広告や指導内容が「表示と乖離」すると、薬機法上の指摘対象になるケースがあります。2023年以降、化粧品広告の監視は強化傾向です。
厳しいところですね。
このリスクを避ける場面では、日本表示名称で確認することが重要です。狙いは法的整合性の確保で、候補は「成分表示名称リストで確認する」です。
表示一致が条件です。
参考:日本化粧品工業連合会の表示名称リスト
https://www.jcia.org/user/public/ingredient/
具体例で整理します。
・Glycerin → グリセリン
・Tocopherol → トコフェロール
・Ascorbic Acid → アスコルビン酸
見れば分かる通り、医薬品成分名と近いものも多いです。ただし完全一致ではありません。
つまり似て非なるものです。
読み方は英語またはラテン語ベースです。特に植物由来成分はラテン語表記(例:Chamomilla Recutita)になります。
ここは難所です。
海外製品の解析では必須知識です。例えば輸入コスメの成分評価やアレルゲン特定に直結します。
これは使えそうです。
INCI名のリストは基本的に「配合量の多い順」で並びます。ただし1%未満は順不同で表示可能です。
ここが落とし穴です。
例えば有効成分が後半にあっても、1%未満なら順位は意味を持ちません。患者が「後ろだから少ない」と誤解するケースが多いです。
どういうことでしょうか?
実際には防腐剤や香料が後半に並びやすく、アレルギー評価ではむしろ重要になります。
ここが判断ポイントです。
この誤解を避ける場面では、1%ルールを説明することが重要です。狙いは過小評価の防止で、候補は「1%以下は順不同と伝える」です。
これだけ覚えておけばOKです。
医療従事者は「成分=薬理作用」で考えがちです。しかしINCI名はあくまで表示用分類であり、薬理活性の強弱とは一致しません。
ここが盲点です。
例えば「Alcohol」は広義で多種含みますが、刺激性は成分ごとに大きく異なります。一括で評価すると誤指導につながります。
痛いですね。
また同一INCIでも精製度や配合設計で臨床影響は変わります。これは医薬品よりばらつきが大きい領域です。
注意が必要です。
このリスクを避けるには、成分単体ではなく製剤全体で判断することが重要です。狙いは誤評価回避で、候補は「製品単位で評価する」です。
製剤評価が基本です。