あなたのpa++++でも8割はUVAを防げていません
PAはPersistent Pigment Darkening(PPD)法に基づく指標で、UVAによる即時黒化をどれだけ抑制できるかを示します。数値としては、PA++++はPPD16以上を意味し、理論上はUVA曝露量を1/16以下に低減する性能です。つまり完全遮断ではありません。ここが重要です。
UVAは波長320〜400nmで、UVBよりも皮膚深部に到達し、真皮コラーゲン破壊や光老化の主因となります。医療現場では「SPF重視」の患者が多いですが、実際にはUVAの慢性曝露の方が臨床的影響は大きい場面も多いです。結論はUVA対策が鍵です。
さらに、PA表示は段階評価のため、++++内でも実際のPPD値には幅があります。PPD16とPPD30では約2倍の防御差です。ここは見落とされがちです。
厚労省の紫外線対策指針(UVAの影響解説あり)
https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/uvpamph.pdf
日焼け止めの性能は「2mg/cm²」の塗布量で測定されますが、実際の使用量は平均0.5〜1.0mg/cm²と報告されています。つまり半分以下です。これはPPD値も同様に低下することを意味します。つまり効果は半減です。
例えば顔全体では約1g(パール2個分程度)が適量ですが、臨床現場でこの量を毎日守れている人は多くありません。医療従事者自身も例外ではないです。意外ですね。
この差は大きく、PA++++でも実効的にはPA++程度まで落ちる可能性があります。これにより光老化リスクが長期的に蓄積されます。ここは重要です。
塗布量不足によるリスク対策として、「外来前に1回塗り直す」という習慣化を指導するだけで実効防御は改善します。これは使えそうです。
UVAは年間を通じて地表に到達し、窓ガラスも透過します。透過率は約60〜70%です。つまり室内でも曝露は続きます。これが盲点です。
真皮では活性酸素(ROS)を介してMMP-1が誘導され、コラーゲン分解が進行します。このプロセスはUVBよりも慢性的かつ不可逆的です。つまり蓄積します。
臨床的には、シミよりも「たるみ」「小ジワ」の原因としてUVAの寄与が大きいです。患者説明ではここを強調すると理解されやすいです。結論は慢性ダメージです。
長時間の室内業務が多い医療従事者でも、窓際配置では曝露量が増加します。座席位置の見直しも有効です。〇〇に注意すれば大丈夫です。
SPFはUVB(紅斑)防御、PAはUVA防御です。この2つは役割が異なります。つまり別物です。
例えばSPF50+ PA++++の製品は、UVBは約98%以上カット、UVAはPPD16以上の抑制です。しかしSPFだけ高くPAが低い製品では光老化は防げません。ここが重要です。
臨床では「SPFだけ見る患者」が多いため、UVAの長期リスク(光線性皮膚老化、色素沈着)をセットで説明することが重要です。理解が変わります。
紫外線対策の基本は「SPFとPAの両立」です。これが原則です。
実際の指導では「数値の意味」と「使い方」を分けて伝える必要があります。数値理解だけでは行動は変わりません。ここが難点です。
具体的には以下の3点をセットで説明すると定着しやすいです。
・PA++++でも完全防御ではない
・塗布量で効果は半減する
・室内でもUVAは入る
これだけ覚えておけばOKです。
さらに、外来での短時間対策として「昼休みに再塗布」「スティック型UVの携帯」を提案すると実行率が上がります。時間コストが低いです。
医療従事者自身が実践しているかどうかで、患者の納得度は大きく変わります。説得力に直結します。つまり行動が鍵です。
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