あなたが2020版で診ると第4版の薬を外します。 dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/yuukyoku2025.pdf)
有棘細胞癌診療ガイドライン2025は、皮膚がん診療ガイドライン第4版の一部として、日本皮膚科学会と日本皮膚悪性腫瘍学会が作成した最新版です。 2020年版から約5年を経て改訂されており、診断と治療の進歩を数年単位で取り込む必要があるという前提で更新されています。 結論は更新確認です。
skincancer(http://skincancer.jp/scc_gl2020.pdf)
このガイドラインの対象は、有棘細胞癌が疑われる患者と、すでに有棘細胞癌と診断された患者です。 つまり、病理確定後だけでなく、初診で「これはSCCかもしれない」と感じた時点から参照価値がある文書ということです。 あなたの施設で紹介前評価や生検前の説明を担当するなら、治療篇だけでなく総論から読み直したほうがズレを減らせます。 つまり旧版注意です。
dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/yuukyoku2025.pdf)
改訂のポイントをまとめた解説では、第4版の改正点として臨床・病理組織学的分類の様式の改変が挙げられています。 ここを飛ばすと、同じ病変を見ていても、記載の粒度や病理とのすり合わせが施設内で揃いにくくなります。 症例カンファレンスで話が噛み合わない原因は、治療方針より先に分類の言葉が古いこともあります。 分類整理が基本です。
ouci.dntb.gov(https://ouci.dntb.gov.ua/en/works/4LY15bVq/)
本文とCQを通読したい場面では、公式PDFを最初に確認するのが最短です。
dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/yuukyoku2025.pdf)
日本皮膚科学会 皮膚がん診療ガイドライン第4版 有棘細胞癌診療ガイドライン2025
改訂点だけを先につかみたい場面では、ポイント解説の論文が使いやすいです。
ouci.dntb.gov(https://ouci.dntb.gov.ua/en/works/4LY15bVq/)
2025年版では、改正点の一つとして臨床・病理組織学的分類の様式が変更されています。 ここで大切なのは、見た目の印象だけでなく、病理所見と一緒に症例像を組み立てる姿勢です。 ダーモスコピーや病理写真の扱いが増えたという外部紹介もあり、読影と記載の一体化が前版より重くなったと受け止めるほうが安全です。 局在評価が条件です。
x(https://x.com/sodermaos/status/1927620861273460818)
有棘細胞癌は「扁平上皮癌」という言葉だけで一括処理しがちですが、ガイドライン本文では対象集団の定義が丁寧に示され、皮膚の有棘細胞癌を軸に整理されています。 そのため、病変部位や皮膚粘膜境界の扱いを曖昧にしたまま話を進めると、参照すべき推奨がずれる恐れがあります。 どういうことでしょうか? 同じ「SCC」でも、現場では部位と病理の言葉をそろえてからガイドラインに戻る、これが実務的です。
医療従事者が見落としやすいのは、診断名より先に「どの症例をこの文書の対象として読むか」を確定させる作業です。 たとえば紹介状に「顔面SCC疑い」としか書かれていないと、病変の境界、既往照射の有無、免疫状態などの前提が抜け、治療科間の引き継ぎで余計な確認が増えます。 これは時間を失います。 逆に、部位・病理仮説・治療歴を3点セットで記録しておくと、初回カンファで必要な再確認をかなり減らせます。
jsco-cpg(http://www.jsco-cpg.jp/guideline/21_2.html)
一般論としては「SCCは切ればよい」と考えられがちですが、実際には局在例では手術が第一選択になりやすい一方で、病期や全身状態、局所条件によって治療の組み合わせは変わります。 リンパ節転移を伴う場合は、原発巣切除に加えてリンパ節郭清が検討されます。 手術が原則です。
oogaki.or(https://oogaki.or.jp/hifuka/tumor/squamous-cell-carcinoma/)
一方で、2025年版への更新背景には治療の進歩があり、旧版の感覚だけで薬物療法まで判断するとズレやすくなります。 外部の改訂紹介では、2020年版から2025年版で免疫チェックポイント阻害薬の記載が大きく増え、従来型の殺細胞性抗がん薬の位置づけ整理も進んだとされています。 あなたが薬剤選択の相談を受ける部署にいるなら、2020年の説明用資料をそのまま使うのは危険です。 結論は再確認です。
x(https://x.com/sodermaos/status/1927620861273460818)
放射線療法も「手術が難しいから一律に回す」という運用では足りません。 JSCOの皮膚悪性腫瘍ガイドラインでは、基底細胞母斑症候群、色素性乾皮症、疣贅状表皮発育異常症、強皮症をはじめとする膠原病、同部位への既照射例などは非適応として挙げられています。 つまり適応確認です。 この確認を先にするだけで、照射後の重い有害事象や説明不足のトラブルを避けやすくなります。
jsco-cpg(http://www.jsco-cpg.jp/guideline/21_2.html)
副作用説明の場面では、治療法ごとの不利益も簡潔に示すと患者の意思決定が進みます。 こばとも皮膚科の整理でも、手術は瘢痕や感染、放射線療法は皮膚炎や発赤、化学療法は吐き気や疲労感、免疫抑制による感染リスクが主要な不利益として示されています。 ここでの狙いは不安を増やすことではなく、治療法ごとの「起こりうること」を先に並べ、質問の順番を整えることです。 これは使えそうです。
oogaki.or(https://oogaki.or.jp/hifuka/tumor/squamous-cell-carcinoma/)
転移リスクが気になると、予防的にリンパ節郭清まで進めたくなることがあります。 ただしJSCOの有棘細胞癌ガイドラインでは、予防的リンパ節郭清は生存率改善を目的として実施する意義が不明で、基本的には勧められないとされています。 郭清は慎重です。
jsco-cpg(http://www.jsco-cpg.jp/guideline/21_2.html)
ここが意外な点です。 医療従事者ほど「転移が心配なら先に広く取るほうが安全」と感じやすいのですが、ガイドライン上はその直感がそのまま推奨になるわけではありません。 予防的郭清には手術侵襲、合併症、入院調整、患者説明の負担が乗るため、臨床的意義が不明な段階で機械的に選ぶと、時間と身体的コストの両方が膨らみます。 厳しいところですね。
jsco-cpg(http://www.jsco-cpg.jp/guideline/21_2.html)
一方で、リンパ節転移を伴う症例では、原発巣切除に加えてリンパ節郭清を行うという整理が一般診療情報でも示されています。 つまり「転移が確認されているか」「予防的に先回りしているか」で話がまったく変わります。 あなたが外来で紹介先を決める立場なら、画像や触診所見の記載なしに「郭清検討」で投げるより、転移疑いの根拠を書いて回したほうが診療速度が上がります。 つまり根拠勝負です。
oogaki.or(https://oogaki.or.jp/hifuka/tumor/squamous-cell-carcinoma/)
最低限そろえたいのは、病変部位、経過、既治療、照射歴、病理の有無の5点です。 放射線療法の非適応になりうる既往や、郭清判断に関わる所見が抜けていると、受け手は最初の診療でそこを埋め直すしかありません。 それで大丈夫でしょうか? 紹介文が2行短くても、必要項目が1つ抜けるほうがずっと痛手です。
dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/yuukyoku2025.pdf)
時間ロスを減らす対策としては、初診テンプレートの狙いを「後方施設が判断しやすい情報を1回で渡す」に置き、電子カルテの定型文を1つ設定しておく方法が実用的です。 具体的には、疑い症例の時点で使う短いテンプレートを1つ作り、部位・サイズ・経過・既照射・病理提出予定の欄だけ埋める運用にすると、忙しい日でも記録の質が落ちにくくなります。 共有項目だけ覚えておけばOKです。 その1回の設定で、紹介の差し戻しや電話確認を減らせるなら、手間に対する回収は大きいです。