あなたがいつも使っているカルシウム製剤、その約3割が腎機能悪化の原因になっているって知っていましたか?
塩形によって吸収効率は大きく異なります。例えば塩化カルシウムの吸収率は約40%、乳酸カルシウムは約30%、炭酸カルシウムは胃酸量に依存し平均25%前後です。酸度が低い高齢患者では特に炭酸カルシウムの吸収が落ちます。つまり胃酸が条件です。酸度の低下がある場合、クエン酸カルシウムなど酸溶性の製剤選択が推奨されます。これは使えそうですね。
高カルシウム血症による悪心、便秘、精神混乱の報告があります。特に重症患者ではカルシウム投与量が1日1gを超えると腎石灰化リスクが2倍になることが知られています。意外ですね。静注製剤は高濃度投与時にショック報告があるため、投与速度の管理が重要です。結論は「ゆっくり投与が原則」です。副作用リスクを下げるには、血清カルシウム測定間隔の短縮が有効です。つまり頻度が条件です。
最近の研究では「腎障害患者の約34%がカルシウム製剤過量投与を受けていた」と報告されています。これは痛いですね。カルシウム代謝に関わるFGF23やPTHのバランスが崩れ、長期的には透析導入リスクにも直結します。対策としては定期的な血中リン濃度測定が欠かせません。つまりリン値が基本です。腎障害下では「炭酸カルシウム」より「クエン酸カルシウム」が安全です。
抗菌薬(テトラサイクリン系、ニューキノロン系)とカルシウム製剤の併用は吸収阻害を起こします。約50%低下する事例が知られています。いいことですね。さらに、甲状腺機能低下治療薬との併用でも同様に効果が弱まるため、2時間以上の間隔投与が推奨されています。つまり投与間隔が条件です。電子カルテ入力時の「セット処方」に注意が必要です。自動入力の罠に要注意です。
近年注目される「L-アスパラギン酸カルシウム」は、吸収率70%以上を示し、胃腸障害が少ないことが報告されています。これは使えそうです。軽度腎障害でも安全に使えるため、透析前患者のカルシウム補充に有利です。さらにマグネシウム併用で骨代謝を安定化させる可能性が指摘されています。つまり骨代謝向上がメリットです。導入時は必ず血清マグネシウム値確認を忘れないことが条件です。
日本腎臓学会の資料で腎障害時のカルシウム管理指針が詳しくまとめられています。
日本腎臓学会ガイドライン(カルシウム管理)を見る