マイクロファインプロ 薬価 保険適用 製品コード

マイクロファインプロの薬価(償還価格)を、区分や製品コード、運用上の注意点まで医療従事者向けに整理します。現場の請求・在庫・指導で迷うポイントはどこでしょうか?

マイクロファインプロ 薬価

マイクロファインプロ 薬価の要点
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償還価格は「1本あたり」

特定保険医療材料として、規格ごとに1本単位で償還価格が設定されています(例:32G×4mm 17円、34G×4mm 18円)。

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製品コードで同定する

同じ「マイクロファインプロ」でも規格で製品コードが異なるため、レセプト/棚卸/発注はコード軸で揃えるのが安全です。

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指導ポイントは「安全」

再使用禁止・感染対策・空打ち・廃棄方法など、電子添文に沿った患者指導がトラブル予防の近道です。

マイクロファインプロ 薬価 007 万年筆型注入器用注射器


マイクロファインプロは「ペン型注入器用注射針」に該当し、特定保険医療材料として区分「007 万年筆型注入器用注射器」に整理されます。
ここで重要なのは、薬剤(インスリン等)の「薬価」ではなく、針という「材料」の償還価格(いわゆる材料価格)として運用される点です。
同一シリーズでも、ゲージ(G)や長さ(mm)により「標準型」「超微細型」に分かれ、償還価格が変わります。
たとえば通知の一覧では、BD マイクロファイン プロ 32G×4mm は「標準型」で17円、BD マイクロファイン プロ 34G×4mm は「超微細型」で18円と明示されています。


参考)https://www.semanticscholar.org/paper/95520983ae5e42329f9631b8a7474e6e5168da45

この1円差は小さく見えますが、在宅・外来での使用本数が積み上がる現場では、請求・在庫管理のズレが「気づきにくい損失」になり得ます。

また、同じ「4mm」でも 32G と 34G は別物なので、「4mmだから同じ」とまとめて扱うのはリスクです。

マイクロファインプロ 薬価 製品コード 30383017055937

規格の取り違えを防ぐ最も堅い方法は、名称よりも「製品コード」で見分ける運用に寄せることです。
通知では、BD マイクロファイン プロ 32G×4mm の製品コードとして 30383017055937 が示されています。
同じく BD マイクロファイン プロ 34G×4mm は製品コード 30383017062331 として別に列挙されており、規格差がコード差として固定されています。
電子カルテのマスタ、薬局の棚札、SPDの品目、発注書、そしてレセの材料コードが、同一の「規格×コード」に揃っていないと、現場では次の事故が起こりがちです。


・別規格を渡してしまい、患者が「いつもと違う」と不安になる
・在庫はあるのに欠品扱いになり、緊急発注が増える
・請求が規格違いになり、後から突合で差戻しが増える
特にペン針は患者が自己注射で使用するため、規格が変わると穿刺感・注入感が変化し、アドヒアランスに影響する可能性があります(少なくとも患者体験としては明確に差が出ます)。

医療者側は「薬価」だけを見てしまいがちですが、現場運用では「コードが一致しているか」を先に確認した方がトラブルが減ります。

マイクロファインプロ 薬価 再使用禁止 重要な基本的注意

マイクロファインプロの電子添文では、まず「再使用禁止」が明確に書かれています。
さらに、他人が使用した針を使わないこと(感染症リスク)や、曲がった針を使用しないこと(折損・体内残留リスク)が禁止事項として列挙されています。
薬価(償還価格)が材料として設定されていても、安全運用が崩れると医療安全インシデントのコストは比較にならないため、指導の優先度は高いです。
添文の手順では「空打ちして針先から薬液が出ることを確認する」ことが明記され、出ない場合は空打ちを繰り返す、あるいは新しい注射針に交換する流れが示されています。


また、注入ボタンを最後まで押し切り、そのまま「10秒数える」ことも明記され、設定投与量を確実に注入するための実務ポイントとして重要です。


この「10秒」は患者指導で抜けがちな箇所で、血糖コントロール不良の原因探索で見落とされやすいので、外来・薬局いずれでも声掛け価値があります。


さらに意外に見落とされるのが、同一箇所への繰り返し投与による皮膚病変(皮膚アミロイドーシス又はリポジストロフィー)への注意喚起です。


添文では注射箇所を前回から2~3cm離すこと、しこり等があれば当該部位を避けること、そして病変部位へのインスリン投与で吸収が妨げられ十分な血糖コントロールが得られない可能性があることまで踏み込んで記載されています。


「針の薬価」記事でここまで触れると意外性がありますが、現場の患者アウトカムに直結するため、医療従事者向けには価値が高い情報です。


マイクロファインプロ 薬価 廃棄方法 固い容器

在宅自己注射の現場では、廃棄が「患者の生活動線」に入り込むため、薬価や規格よりも事故が起きやすいのは廃棄です。
添文では、使用後は針ケースを付けて「しっかりフタのできる固い容器」に入れ、それをさらに袋に入れて廃棄することが示されています。
また、地域の医療機関・薬局の指示に従うこと、回収を行っている地域では薬局等に確認すること、市区町村の規則に従うこと、といった現実的な分岐も書かれています。
さらに踏み込んで「公共の場所(ホテル、公衆トイレ、飲食店等)には絶対に廃棄しない」「ビン・缶などリサイクルに回る危険がある容器に入れて廃棄しない」という、具体的で強い表現が含まれます。


このあたりは検索上位の一般記事では省略されがちですが、医療機関として患者説明文書を作る際の根拠として使いやすい部分です。


針の薬価は1本あたり17~18円でも、針刺し事故・回収トラブルは職員対応や報告で簡単に数時間が溶けるので、教育投資の費用対効果は高いと考えられます。


参考リンク(保険適用・償還価格・製品コードの根拠として使える通知の該当箇所)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001238004.pdf
参考リンク(再使用禁止、空打ち、10秒保持、注射部位ローテーション、廃棄方法など患者指導に直結する電子添文)
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiDetail/ResultDataSetPDF/172537_230AFBZX00075000_H_01_02




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