ミクロゲンパスタは「まゆ毛やヒゲ・胸毛・体毛など頭髪以外」に生えるべき硬毛の生育促進に用いる薬で、頭髪には使用できないと明記されています。
患者側の検索意図「ミクロゲンパスタはげる」は、実臨床的には“頭皮に塗ったら薄くなった気がする”“AGAが進んだ気がする”という恐怖と結びつきやすく、まず適応外使用(頭皮・まつ毛・粘膜周辺)を切り分ける必要があります。
メーカーFAQでは、頭髪に使えない理由として「有効成分が2種の男性ホルモンで、頭髪に使用するとむしろ逆効果となります」と説明されています。
ここが最重要の指導ポイントで、患者の自己判断による“育毛剤の置き換え”を防ぐためには、薬のターゲットが「頭皮」ではなく「本来生えるべき硬毛部位」である点を繰り返し言語化します。
公的DBの製品情報では、ミクロゲンパスタは「二種のテストステロン(男性ホルモン)」を主成分とするクリーム状の外用育毛剤とされています。
同DBには用法・用量として「1日1~2回、1回0.1g~0.3gを目的の部位に塗擦する」と記載があり、塗る回数と量が具体的に規定されています。
患者がやりがちな誤りは、①“多いほど効く”と考えて塗布量を増やす、②“頭髪にも効くはず”と適応外部位に拡大する、③赤み・刺激感が出ても続ける、の3点です。
また、頭髪の薄毛相談(AGAなど)と「男性ホルモン」という語が結びつくと、患者が“男性ホルモン=毛が増える/減るのどちら?”と混乱しやすいので、医療者側は「この薬は“頭髪”の薬ではない」から会話を始めるのが安全です。
使用上の注意では、用法用量の厳守、目に入れないこと、使用前後の手洗い、塗布部を清潔にすること、外用のみに用いることが示されています。
さらに、即効性ではなく「一般的には1か月から2~3か月くらいの連続使用が必要」とされる一方、1~2か月使用しても反応がない場合は期待する効果が得られないことがあるため、それ以上の使用はおすすめできない旨も書かれています。
医療従事者が“はげる”訴えと同時に確認したいのは、①局所の刺激・接触皮膚炎様の反応(赤み、かぶれ、痒み)で「抜けた気がする」認知が起きていないか、②塗り方の誤り(擦り込み過多、広範囲塗布、洗髪直前の塗布で流れている等)、③並行して起きている脱毛疾患(円形脱毛症、休止期脱毛、脂漏性皮膚炎の増悪)です。
また注意ページでは、相談事項として「月経異常、或いは変声等の男性化の兆候が見られた場合」が挙げられており、女性患者では特に問診で拾い上げる必要があります。
ミクロゲンパスタの基本は、目的部位に対して1日1~2回、1回0.1g~0.3gの範囲で塗擦することです。
FAQでは「生えている毛にではなく、毛の根本の皮膚に軽く擦りこんでください」とされ、毛そのものに塗っても狙いが外れることが分かります。
患者指導の現場では、次のような“行動に落ちる”説明が役に立ちます(入れ子にせず、短く指示化します)。
・塗る前に部位を洗浄し、水分をよく拭き取る(皮膚を清潔にする)。
・チューブから出したら「薄く」、皮膚に軽くすり込む(強摩擦は避ける)。
・塗布後は手を洗い、目や粘膜に触れないようにする。
・1~3か月で効果判定し、改善が乏しければ漫然継続しない。
検索上位の多くは「副作用」「使い方」「眉毛」など“手順説明”に寄りがちですが、医療従事者向けには「患者の誤解がどこで生まれるか」を構造化すると再現性が上がります。
現場で多いのは、“薄毛の焦り”→“強い薬ほど効くはず”→“男性ホルモン=髪にも効きそう”という短絡で、頭皮に転用してしまうパターンで、この時点で「ミクロゲンパスタはげる」という検索が発生します。
そこで説明は、①適応(頭髪以外の硬毛)②禁忌部位(頭髪・まつ毛・粘膜)③中止基準(男性化徴候、反応なしで漫然継続しない)を“3点セット”にして渡すと、患者の自己流アレンジが減ります。
また、頭髪の薄毛相談と混線する場合は、「頭髪は別の治療アルゴリズムがある」ことを明確にし、薬剤名ではなく“適応”で整理してあげると、誤用の再発予防になります。
使用部位の可否、頭髪に使えない理由、継続期間の目安など(一次情報)
https://www.keihodo.jp/faq
用法用量、連続使用の目安(1~2~3か月)、相談事項(男性化徴候など)、一般的な注意点(一次情報)
https://www.keihodo.jp/attention