あなたの目標設定、8割が無意味評価で時間損失しています
生活期リハビリではICFに基づく目標設定が標準ですが、実際の現場では「活動」や「参加」まで落とし込めていないケースが多いです。
例えば「歩行自立」だけでは不十分で、「自宅から50m先のコンビニへ週3回歩いて行ける」など具体化が必要です。
つまり抽象目標は評価不能です。
ICFでは「心身機能・活動・参加」の3層構造で考えますが、生活期では特に「参加」が重要になります。
ここを外すと、ADLは改善してもQOLが上がらないという問題が発生します。
参加視点が重要です。
厚労省の介護報酬改定でも「自立支援・重度化防止」が評価対象となっており、単なる機能改善では加算が取りにくくなっています。
評価指標としてはFIMやBarthel Indexだけでなく、Life-Space Assessmentなども併用すると実態に近づきます。
複合評価が基本です。
ICFの公式解説で概念整理ができます
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411.html
目標設定ではSMART原則が重要です。
これはSpecific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(期限)の頭文字です。
SMARTが原則です。
例えば悪い例は「歩行能力を向上させる」です。
良い例は「4週間以内にT字杖で屋外100mを休まず歩行する」です。
これで評価が可能になります。
数値化しない場合、約70〜80%のケースで評価が主観的になると報告されています。
つまり、スタッフ間で評価がズレるのです。
ここが大きなロスです。
評価ズレはカンファレンス時間の増加や家族説明の不一致を招きます。
このリスクを避けるには、最初の目標設定時に「距離・回数・頻度」を必ず入れることです。
数字化だけ覚えておけばOKです。
ADL改善だけを目標にすると、実は介護度維持や報酬面で不利になるケースがあります。
例えば「トイレ動作自立」だけでは、生活範囲が広がらずサービス依存が続くことがあります。
これは盲点ですね。
生活期では「できる」より「使っている」が重要です。
つまり能力ではなく実生活での使用頻度が評価されます。
使用頻度が鍵です。
例えば、歩行可能でも外出しない患者は生活機能が改善したとは評価されにくいです。
逆に週2回外出するだけで生活機能の評価は大きく変わります。
参加が評価軸です。
この差は介護報酬やLIFEデータ提出にも影響します。
現場では「活動量」を記録するアプリ(例:歩数計や見守りシステム)を1つ導入するだけで、客観データが蓄積されます。
記録するだけでOKです。
目標期間の設定ミスも多いポイントです。
生活期では「3ヶ月単位」が基本ですが、実際には長すぎるケースがあります。
期間設定が重要です。
例えば3ヶ月後評価だと、途中修正ができず非効率になります。
これに対し、2週間ごとの短期目標を設定すると軌道修正が可能です。
短期分割が有効です。
実際、短期目標を設定した施設では、目標達成率が約1.5倍に向上したという報告もあります。
小さな成功体験が行動変容を促すためです。
積み重ねが重要です。
評価タイミングとしては
・初期(導入時)
・中間(2週間〜1ヶ月)
・最終(3ヶ月)
の3点が基本になります。
3点評価が基本です。
見落とされがちですが、生活期では「本人の納得」が最重要です。
目標が本人の価値観とズレていると、達成率は大きく下がります。
ここが本質です。
例えば「歩行改善」を提示しても、本人が望んでいるのが「孫と公園に行くこと」なら動機が弱いです。
この場合、「公園まで200m歩く」が目標になります。
意味づけが重要です。
研究では、本人希望を反映した目標は達成率が約2倍になるとされています。
これは内発的動機づけが働くためです。
納得が条件です。
このズレを防ぐには、初回面談で「やりたいことリスト」を3つ書き出してもらう方法が有効です。
時間は5分程度で十分です。
これだけで変わります。