テーラーメイド qi35 ドライバー 慣性モーメント 飛距離 評価 徹底比較

テーラーメイド qi35 ドライバーは史上最高の慣性モーメント10Kと低重心設計を実現し、前作Qi10を上回る飛距離と寛容性を両立した第4世代カーボンフェースモデルです。ウエイト調整機能やMOI性能の実力はどれほどなのでしょうか?

テーラーメイド qi35 ドライバー 性能

Qi35ドライバーの主要特徴
🎯
史上最高MOI 10K達成

慣性モーメント10,000g・cm²を実現し、ミスヒットに対する圧倒的な寛容性を提供

第4世代60層カーボンフェース

軽量化により後方重量配分を最適化し、高初速と低スピンを両立

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TASウエイト調整システム

前後ウエイト(3g/13g)の入れ替えでスピン量と弾道を自在にコントロール

テーラーメイド qi35 ドライバー 慣性モーメント 設計

 

テーラーメイド qi35 ドライバーの最大の特徴は、史上最高レベルの慣性モーメント(MOI)を実現した点にあります。スタンダードモデルでありながら9,000g・cm²を超えるMOI値を達成し、前作Qi10の約8,400g・cm²から大幅に向上しました。さらに上位モデルのQi35 MAXでは、テーラーメイド史上初となる10,000g・cm²(10K)の大台を突破しています。
参考)https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-drivers/Qi35-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC/DW-TF994.html?lang=ja_JP

この高慣性モーメント設計により、インパクト時のヘッドのブレが最小限に抑えられ、トゥ側やヒール側でのミスヒットでも方向性と飛距離のロスを大幅に軽減できます。ヘッド形状は前作よりもシャローで後方に伸びた設計となり、重量を周辺部に効率的に配置することで高MOIを実現しました。
参考)テーラーメイドの常識を超える新作「Qi35」ドライバー!飛距…

CGプロジェクション技術により、フェース面上の重心位置を最適化し、低重心と高MOIの両立という従来のトレードオフを解消しています。後方ウエイト13gを装着した標準設定では重心がCGプロジェクションから1.6mm上に位置し、前方ウエイト13gに変更すると0.3mm上まで低下して超低スピン設定が可能になります。
参考)https://mygolfspy.com/news-opinion/first-look/qi35-drivers-are-not-what-i-expected-from-taylormade/

テーラーメイド qi35 ドライバー カーボンフェース 技術

Qi35ドライバーには第4世代となる60層カーボンツイストフェースが搭載されています。カーボン素材を採用することでチタンフェースと比較して約40%の軽量化を実現し、その分の重量をヘッド後方に再配分できるため、飛距離と寛容性の両立が可能になりました。
参考)【最速試打】テーラーメイド「Qi35」コア “10→35”…

フェース全体でのエネルギー伝達効率が向上し、広範囲でのボール初速アップに貢献しています。特筆すべきは打感の改良で、従来のカーボンフェース特有の「球離れの早さ」が改善され、チタンフェースのような食いつき感のある打感を実現しました。これは4世代にわたる開発の成果であり、「カーボンらしさがなくなり、チタンフェースに近い打感・打球音」と評価されています。
参考)テーラーメイド Qi35 ドライバーの試打レビュー 口コミ・…

ツイストフェース技術により、フェースの曲線が最適化され、ヒールやトゥでのミスショット時にも真っすぐ飛びやすい設計となっています。打点がブレても高初速を維持でき、「芯を外しても高弾道の高初速」が得られると試打レビューでも高く評価されています。
参考)【試打&評価】テーラーメイド Qi35 ドライバー/低スピン…

テーラーメイド qi35 ドライバー ウエイト調整 機能

Qi35ドライバーには前後に配置可能な2つのウエイト(13gと3g)が標準装備され、TAS(Tunable Adjustable System)によって細かな弾道調整が可能です。標準設定では前方3g、後方13gの配置で高MOI・高打ち出し設定となっていますが、ウエイトを入れ替えると別モデルのような性能変化が得られます。
参考)https://www.taylormadegolf.jp/2025-new-product.html?lang=ja_JP

前方に13gを配置すると重心が前方に移動し、スピン量が約200回転減少して低スピンの強弾道が実現します。この設定では操作性も向上し、強いフェードボールが打ちやすくなると評価されています。別売りの8gウエイトを組み合わせることで、さらに多彩な調整が可能で、前後とも8gにするとQi35 LSモデルに匹敵する強弾道が得られます。
参考)スコアアップできるセルフフィッティング学。テーラーメイド「Q…

ロフト調整機能も4度の範囲で可能で、スリーブ調整とウエイト調整を組み合わせることで、スピン量・弾道高さ・クラブバランスなど細かなフィッティングが実現できます。「一度Qi35の調整機能を味わうと、他では物足りなく感じてしまう」とプロからも高評価を得ています。
参考)https://www.taylormadegolf.jp/clubhouse/949922-qi35deepdive-jp4.html?lang=ja_JP

テーラーメイド公式サイトでウエイト調整の詳細な解説と弾道データが確認できます

テーラーメイド qi35 ドライバー 飛距離性能 データ

実測データによると、ヘッドスピード45.5m/sでボール初速67.5m/s、キャリー251.9ヤード、トータル270.1ヤードという優れた飛距離性能を記録しています。ミート率は1.48と高水準で、バックスピンは2,162rpmと低スピン設計が実証されています。​
ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーでもボール初速が57m/s以上をコンスタントに記録し、「僕がコンスタントに57m/s以上出るのは、あまりない」と試打者が驚きの声を上げています。打ち出し角は14-15度と適正値で、高弾道ながら低スピンという理想的な弾道を実現しています。
参考)人気アマが試打!テーラーメイド2025年新作「Qi35」ドラ…

特筆すべきは「1発のぶっ飛びじゃなく10発のぶっ飛び」と評される安定性で、オフセンターヒット時のロスが圧倒的に少ないことが確認されています。「打点がブレても、振り遅れても、身体が止まっても、結果はほとんど変わらない」という高い再現性が、スコアメイクに直結する実戦的な飛距離性能となっています。
参考)https://www.masa-golf.jp/taylormade-qi35-driver-sida-review

テーラーメイド qi35 ドライバー 適合ゴルファー 選び方

Qi35ドライバーは前作Qi10よりもターゲット層が広がり、アベレージゴルファー寄りの設計になっています。低重心・高慣性モーメント設計により、ヘッドスピード40-50m/s前後の幅広いゴルファーに対応します。
参考)その飛距離のポテンシャル…半端ない!超低重心のLSヘッド テ…

コアモデルのQi35は、安定性と操作性のバランスを求めるゴルファーに最適です。ウエイト調整により弾道を変えられるため、スコア90台のゴルファーでも上達過程で球筋が変化しても使い続けられる拡張性があります。「テーラーメイドのコアモデルで、ここまで直進性が高いのは珍しい」と評されるほど、曲がりにくい特性を持ちます。
参考)TaylorMade Qi35 driver review …

Qi35 MAXは、最大限の寛容性を求めるゴルファーや、ミスヒットが多い初心者から中級者に推奨されます。Qi35 LSは、ヘッドスピード45m/s以上のアスリートゴルファー向けで、低スピン性能と操作性を重視する上級者に適しています。Qi35 MAX LITEは軽量設計でヘッドスピードが遅めのシニアや女性ゴルファーに最適です。
参考)https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-drivers/Qi35-MAX-LITE-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC/DW-TF939.html?lang=ja_JP

標準シャフトには、フジクラ Ventus Blue、三菱ケミカル Diamana BLUEやDiamana BLACKなどが用意され、スイング特性に応じた選択が可能です。フィッティングを受けることで、自分に最適なヘッドモデルとシャフトの組み合わせを見つけることが推奨されます。
参考)テーラーメイド Qi35 ドライバーのレビュー:飛距離、やさ…

ゴルフダイジェストの詳細スペック表と試打レビューで各ロフト・シャフトの詳細が確認できます