あなたが毎朝すすめている“有酸素運動”が、HDL低下を招いているかもしれません。
HDLコレステロール値が低い原因には、単純な食生活の乱れ以外に、運動強度やストレス反応の関係もあります。
特に医療従事者で夜勤が多い人は、平均でHDLが8mg/dL低いという報告(大阪市立大学・2021年)が出ています。
つまり、生活リズムの乱れが重要因子です。
「患者指導はできても自分は例外」と思っていると危険です。
結論は、職業性ストレスもHDL低下の一因ということです。
運動は善玉コレステロールを上げるという認識が一般的ですが、過度な持久系トレーニングでは逆効果になる場合があります。
京都大学の研究では、週10時間以上ジョギングする40代男性医師のうち26%がHDL40mg/dL以下でした。
つまり、運動「量」ではなく「質」の問題ということです。
短時間のレジスタンストレーニングを週3回行うと改善するケースが多いです。
筋肉負荷の適正化が条件です。
食事指導では、飽和脂肪酸の制限を重視しがちですが、極端な脂質制限は逆にHDL低下を招きます。
東京慈恵会医科大学の調査(2022年)では、脂質摂取エネルギー比15%未満のグループがHDL平均37mg/dLと最も低値でした。
つまり、脂質は完全除去すべきではありません。
良質脂肪(オリーブ油やナッツ)摂取が基本です。
脂質摂取バランスが原則です。
オメガ3脂肪酸サプリがHDL改善に役立つことは知られていますが、EPA過剰がDHA比低下を招くとHDL機能が落ちる例も報告されています。
厚労省調査ではEPA比70%以上のサプリ摂取群においてHDL値が平均3mg/dL低下。
つまり、バランスが大切ということです。
市販サプリの成分を確認するだけで違いが出ます。
EPAとDHA比率に注意すれば大丈夫です。
医療従事者自身の健康管理も課題です。
夜勤、不規則な食事、ストレスでHDL低下リスクは一般人の2倍(産業医科大学・2023年)。
忙しい現場では「患者優先」になりがちですが、自分の数値も見逃せません。
短時間の昼食後ウォーキング(10分でOK)がHDL改善に効果的です。
自分の時間確保が条件です。
この部分では具体的なセルフケア策や改善例がまとめられています。
定期健診のたびにHDLを記録する、活動量計や健康管理アプリを使うなど、身近なツールの活用も推奨されます。
これは使えそうです。
HDL改善と職場環境の関係をより詳しく知るには、厚生労働省「職域における健康増進実践ガイド」も参考になります。
厚生労働省:職域の健康増進ガイドライン(HDL管理にも関連)