ナノパスニードル種類 と 34G 3mm 4mm

ナノパスニードル種類として34Gや針長3mm・4mmの違い、痛み低減の構造、A型注射針の適合確認までを医療従事者向けに整理しますが、現場でどれを選びますか?

ナノパスニードル種類

ナノパスニードル種類:最初に押さえる要点
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34G+針長の違いが「種類」

ナノパスニードルIIは34G(約0.18mm)で、針長は3mmと4mmの2種類が基本です。

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痛み低減は構造で説明できる

アシンメトリーエッジ(非対称刃面)とダブルテーパー構造は、患者説明・指導で使える根拠になります。

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適合はA型の確認が最優先

「装着できる/できない」は事故につながるため、注入器側がA型専用注射針対応かを必ず確認します。

ナノパスニードル種類の 34G 3mm 4mm

ナノパスニードルIIの「種類」は、まず太さ(ゲージ)と針長で整理すると理解が速いです。
公式情報では、針の太さは34G(約0.18mm)で、針長は3mmと4mmの2種類が提示されています。
3mmは一般に皮膚が薄い小児・やせ型などで「筋肉内に入りすぎない」方向のリスク低減を意識した長さとして説明しやすく、4mmは成人の自己注射で広く使われる長さとして運用されがちです(ただし最終判断は患者体格・部位・手技で変わります)。


参考)https://www.terumo.co.jp/newsrelease/detail/20190225/482

テルモのニュースリリースでは、長さ3mm・外径34G(0.18mm)の「ナノパスJr.」を発売し、同シリーズ(ナノパス34)より1mm短くした点を小児や皮膚が薄い患者に使いやすい改良として述べています。

「同じ34Gでも、針長が違えば“刺さる深さの上限”が変わる」ため、患者の不安(怖さ)や、注射部位の皮下脂肪厚の見立てに応じて選択肢を用意しておくと指導が組み立てやすくなります。

一方で、短い針=万能ではなく、押し当て圧・角度・皮膚のつまみ方等で実効的な到達層は変わるため、「種類=スペック差+手技条件」とセットで捉えるのが医療従事者向けには安全です。

ナノパスニードル種類の アシンメトリーエッジ

ナノパスが「痛み低減」を語る際の核は、針先の形状設計です。
テルモは、皮膚への挿入をスムーズにするために独自の非対称刃面構造「アシンメトリーエッジ」を採用し、突き刺すのではなく“刀のような鋭い刃先で小さく切るような設計”と説明しています。
この表現は、患者指導の場で「細いから痛くない」という単一理由に寄せすぎず、「刺入抵抗を下げる工夫がある」という多面的な納得につながります。

特に、自己注射に慣れていない導入期は“痛み”より“恐怖心”が継続性に影響しやすいので、器材側の工夫を短く説明できることが、アドヒアランス支援の小さな武器になります。

また、現場の落とし穴として、針先が鋭いほど「触れただけで痛いはず」と先入観を持つ患者もいるため、説明は“鋭い=少ない力で入る=皮膚を押しつぶしにくい”という方向で整理すると受け入れられやすい印象です。

このあたりはパンフレット的な言い回しではなく、患者の反応を見ながら「抵抗が少ない設計」と中立に伝えると、過度な期待(無痛の約束)も避けられます。

ナノパスニードル種類の ダブルテーパー構造

ナノパスは“細いのに注入しやすい”を成立させるための設計として、ダブルテーパー構造を明確に打ち出しています。
ニュースリリースでは、外径・内径ともに先へ行くほど細くなるダブルテーパー構造で、薬剤注入時の抵抗を抑えること、さらにテーパー角度を緩やかにして針にかかる力を分散し必要な強度を確保することが説明されています。
ここで医療従事者が押さえたいのは、「細い針=流れにくい」という単純なイメージへの対処です。

現場では「細いと押すのが硬い」「時間がかかる」「痛い気がする」といった主観が混ざりますが、メーカー説明の範囲では“抵抗を抑える工夫がある”と語れるため、患者の“先入観”を下げる材料になります。

加えて、テルモ糖尿病ケアサイトの説明では、先端に行くほど細くなるテーパー形状を採用し、根本の太さを確保しつつ緩やかな形状で力を分散し強度を確保する趣旨が記載されています。


参考)301 Moved Permanently

つまり「先端は細く(入りやすい)・根元は太めに(折れにくい)」という設計思想で、痛みと安全性(強度)の両立を狙った“種類の価値”として説明できます。

現場の独自視点としては、注入抵抗の体感は薬剤粘度・温度・注入速度・握力などでも変わるため、器材変更で違和感が出た患者には「押し方(ゆっくり一定)」や「室温に戻す」など、標準的な工夫とセットで再教育する方が、針だけのせいにせずに済みます。

ナノパスニードル種類の A型 注射針

ナノパスニードルIIを「種類」で語るとき、スペックより優先すべきは“適合(互換)”です。
テルモ糖尿病ケアサイトでは、ナノパスニードルIIはJIS T3226-2に規定されるA型の注射針であり、規格に適合するA型注入器であれば使用できる旨、注入器の添付文書・取扱説明書・メーカーへの確認を促しています。
さらに、PMDAの医療安全情報(2009年)でも、インスリンペン型注入器とA型専用注射針の組み合わせ使用について注意喚起がなされ、添付文書や取扱説明書を確認して正しく理解するよう促す記載があります。


参考)302 Found

つまり「ナノパスが付くかどうか」ではなく、「注入器がA型専用注射針に対応しているか」「包装・表示を確認して取り違えを防げるか」という運用設計が、医療事故予防の観点で重要になります。


医療現場の実務では、患者が複数の針(他社品や在庫)を持ち込む、家族が購入する、通販で規格違いが届く、といった“ヒューマンエラーの入口”が多いです。

そのため、指導では「製品名+34G+3mm/4mm+A型」の4点セットで復唱してもらう、外箱と内袋の表示を一緒に確認する、というように“確認手順そのものを標準化”すると事故率が下がりやすい印象です。


ナノパスニードル種類の 痛点 100〜200

細い針で痛みが減るロジックは、患者説明に使える“数字”があると強いです。
テルモのニュースリリースでは、皮膚表面には1cm2あたり100~200個の痛点が分布しており、針を細くすることで痛点に接触する確率を下げられると説明しています。
この説明は、疼痛の感じ方が個人差で揺れることを前提にしつつも、「偶然当たる確率を下げる」という統計的な理解に誘導できる点が有用です。

医療従事者向けに踏み込むなら、痛みは“痛点に当たるか”だけでなく、皮膚の張力、刺入速度、消毒の乾燥不足、緊張での過緊張などでも増えるため、針の種類変更だけで解決しないケースを事前に織り込んでおくと説明が破綻しにくいです。

また「痛い=薬が悪い/効いている」など誤解が混ざる患者もいるため、痛みが続く場合の相談先(主治医・糖尿病療養指導士・薬剤師など)を提示し、自己判断で針を使い回さない方向に誘導することが、器材教育としては本筋です。

適合(A型)と取り違え防止の参考。
PMDA医療安全情報:インスリンペン型注入器とA型専用注射針の組み合わせ使用の注意点(添付文書確認・表示確認など)
ナノパスの基本仕様(34G・針長3mm/4mm・A型)の参考。
テルモ糖尿病ケアサイト:ナノパスニードルIIの太さ34G、針長3mm/4mm、A型注射針の説明