漢方薬の名前 一覧と処方と番号

医療現場でよく遭遇する漢方薬の名前を、処方名・番号・注意ポイントの観点で整理します。医療用148処方や一般用との違いも押さえ、添付文書で裏取りする流れまで確認して、現場で迷いを減らせるでしょうか?

漢方薬の名前 一覧

漢方薬の名前 一覧の読み方
📌
「処方名」と「製品名」を分ける

診療で使うのは処方名(例:葛根湯)だが、採用品目や在庫は製品名・メーカー・剤形で変わる。

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「番号」は運用のための索引

現場の棚・薬価一覧・採用リストは番号順の運用が多く、処方名の五十音順だけでは追えない。

⚠️
添付文書で禁忌・注意を必ず確認

同じ処方名でも製品により記載や剤形が違うことがあるため、最終判断はPMDA掲載の添付文書で行う。

漢方薬の名前 一覧で押さえる処方と番号の基本


医療現場で「漢方薬の名前 一覧」を探すとき、最初に整理したいのは「処方名(=漢方の処方そのもの)」と「製品(販売名・メーカー・剤形)」が別物だという点です。日常会話では両者が混ざりやすく、たとえば「葛根湯」と言っても、メーカー・包装・剤形違いの製品が存在し得ます。
さらに、薬局・病棟の運用では「番号」での管理が頻繁に登場します。ツムラのように製品番号が付されていると、棚配置や採用品目リストが番号順で組まれている施設も多く、五十音順だけを頼りにすると探しにくい場面が出ます。
ここで重要なのは、番号は“処方の優劣”ではなく、業務上の索引として機能していることです。番号があると、医師・薬剤師・看護師間のコミュニケーションが短縮され、オーダー入力やピッキングの誤りも減りやすい一方、番号だけで「処方内容(配合生薬)」や「注意点(甘草・麻黄など)」を想起できないと、確認が抜けやすいという弱点もあります。


実務では、次の3点セットでの把握が安全です。


  • 処方名:葛根湯、五苓散六君子湯など(医学的・漢方医学的な単位)
  • 番号:採用メーカーの索引(棚・薬価一覧・伝達の単位)
  • 添付文書:効能又は効果、用法及び用量、使用上の注意の根拠(最終確認の単位)

(参考:医療用漢方製剤の全体像・品目数や、資料がPMDA掲載添付文書情報を整理して作成されたことが明記されています)
医療用漢方製剤の全体像(品目数・会社数・資料作成方法の根拠)。
https://www.nikkankyo.org/seihin/info_pi/introduction.pdf

漢方薬の名前 一覧:医療用と一般用の処方の違い

「漢方薬の名前 一覧」は、医療用(保険診療で扱う処方)と一般用(OTC)で範囲がズレます。医療用で“処方”として整理される枠組みとしては148処方がよく引用されますが、一般用には別の承認基準があり、医療用だけ見ていると「市販で見た名前が載っていない」「逆に医療用にしかない」などの違和感が出ます。
実務上のポイントは、患者が持参する情報が「OTCの製品名」になりやすいことです。患者は箱の名前で覚えているので、医療者側はそれを処方名へ“翻訳”して、重複(同系統処方の併用)や、成分的リスク(甘草の総量など)に視点を移す必要があります。


また、制度面の数字は誤解されやすいので、根拠を押さえると説明がぶれません。たとえば、承認のある漢方処方を「医療用148処方」と「一般用の承認基準による処方」で整理し、両者の重なりまで含めて総数を説明している資料があります。こうした整理は、院内勉強会や新人教育の“共通言語”として便利です。


(参考:医療用148処方、一般用の承認基準処方、重複数、総数が整理されています)
医療用・一般用の承認処方数の整理(298処方の考え方)。
https://www.plamedplus.co.jp/kmp/

漢方薬の名前 一覧:代表的な処方名(ツムラなど)を現場で使うコツ

一覧記事では「有名処方を並べる」だけになりがちですが、医療従事者向けでは“運用に直結する並べ方”が価値になります。たとえば、消化器・循環(浮腫)・呼吸器・婦人科・精神神経など、外来での頻出症状に紐づけて「候補を想起できる」形にすると、初学者ほど役に立ちます。
代表的な処方名の例(現場で遭遇頻度が高い一群)としては、以下が挙げられます。


ただし、ここで“意外と見落としやすい”のが、同一処方でもメーカー資料の一覧が「薬価基準一覧(製品番号順)」として提供され、臨床側が参照するのが処方名一覧ではないケースです。処方名を覚えていても、オーダー画面や採用リストが番号順だと、検索に手間取りやすいので、部署の運用(番号文化か、処方名検索文化か)に合わせて一覧を二面持ちすると事故が減ります。


(参考:医療用漢方の薬価基準一覧が製品番号順で示され、番号→製品を引ける構造になっています)
ツムラの薬価基準一覧(製品番号順の索引として有用)。
https://medical.tsumura.co.jp/sites/default/files/resources/pdf/products/index/yakka.pdf

漢方薬の名前 一覧:安全性で必ず見る生薬(甘草・麻黄など)

「漢方はマイルド」という雑な理解が残っている現場ほど、一覧の価値は“安全性のフック”にあります。特に、処方名だけ見ていると、配合生薬のリスクが隠れてしまいます。実務で頻用される注意生薬として、少なくとも以下は一覧とセットで覚えるのが合理的です。
- 甘草:偽アルドステロン症、低K血症、浮腫などのリスクを想起するためのトリガー
- 麻黄:交感神経刺激(動悸、不眠、血圧上昇の懸念など)を想起するトリガー
- 大黄:下痢・腹痛、長期連用、他剤との兼ね合いを想起するトリガー
- 附子:しびれ・動悸など中毒症状への警戒、用量や体質の慎重判断のトリガー
ここで大事なのは、「処方名→注意生薬」を一対一で覚えるのではなく、「患者背景→注意生薬→処方候補の再評価」という流れを定着させることです。たとえば、利尿薬使用中や下痢傾向の患者で“甘草・大黄を含む可能性”を想起できるだけで、処方選択もフォロー計画(K値、症状観察、服薬指導)も変わります。


また、医療用漢方製剤の資料の作り方として「PMDAの添付文書情報を元に整理し、改訂を継続している」旨が明記されているものは、院内での根拠提示として強いです。安全性・効能効果・用量の確認は、最終的に添付文書へ戻す設計にしておくと、一覧記事が“便利だが危ないまとめ”になりにくくなります。


(参考:本資料がPMDAの「医療用医薬品添付文書情報」を整理して作成され、定期改訂していることが明記されています)
添付文書情報に基づく整理・改訂の根拠(医療用漢方製剤 2024 概要)。
https://www.nikkankyo.org/seihin/info_pi/introduction.pdf

漢方薬の名前 一覧:独自視点「同じ処方名でも“漢字の字体”が違う」問題

検索上位の一覧系コンテンツでは、処方名の羅列と効能の簡単な説明に寄りがちですが、現場で地味に効いてくるのは「表記ゆれ」の対策です。特に漢方では、処方名に含まれる漢字がメーカーごとに異体字で表記されることがあり、電子カルテの検索や、院内の資料検索で“ヒットしない”原因になります。
意外性があるポイントとして、同じ生薬・同じ処方名のはずなのに、資料では文字が微妙に違う(例:芍薬・葛根などで字体差が出る)ことが明示されています。これは単なる豆知識ではなく、インシデント予防(入力・照合・検索の抜け)に直結します。新人が「一覧にあるのにカルテで出ない」と詰まったとき、処方の知識不足ではなく表記の問題である可能性を提示できるだけで、チームの時間が節約できます。


対策としては、院内の「漢方薬の名前 一覧」を作るときに、次の工夫が有効です。


  • 処方名は、可能なら“複数の表記(異体字)”を併記する。
  • 採用メーカーの正式表記(添付文書・採用リスト)を優先し、別表記は検索補助として置く。
  • 電子カルテの検索仕様(漢字・かな・ローマ字、部分一致)に合わせて索引語を追加する。

(参考:メーカーにより漢字の字体が異なる場合があること、添付文書どおりの漢字を原則用いる方針が明記されています)
表記ゆれ(字体差)への言及がある公的協会資料。
https://www.nikkankyo.org/seihin/info_pi/introduction.pdf




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