あなたの軽症判断で3ヶ月後に手術増えます

肩の腱断裂は必ず痛いとは限りません。実際には60歳以上の約20〜30%に無症候性断裂があると報告されています。これは健診MRIなどで偶然見つかるケースが該当します。つまり無症状でも進行するということですね。
一方で臨床的に問題となるのは夜間痛です。仰臥位での疼痛や寝返り時の痛みは、腱板機能不全による上腕骨頭の上方偏位が関与します。これは患者のQOLを著しく低下させます。ここが重要です。
症状評価ではVASだけでなく、挙上角度や筋力低下を必ずセットで確認します。痛みが軽くても機能障害が強い場合は進行例の可能性があります。機能評価が基本です。
原因は大きく3つです。加齢変性、外傷、反復ストレスです。特に棘上筋腱は血流が乏しく、変性が起こりやすい部位として知られています。これが基本です。
例えばデスクワーク中心でも断裂は起こります。60代では軽微な動作でも断裂することがあります。逆に若年者ではラグビーや野球の投球動作が引き金になります。意外ですね。
反復動作による微小損傷が蓄積し、ある日完全断裂に至るケースもあります。時間軸で見ることが重要です。つまり蓄積ダメージです。
MRIは万能ではありません。部分断裂では感度が約70〜80%に低下する報告もあります。特に小断裂は見逃されやすいです。ここが盲点です。
エコーは動的評価が可能です。肩関節外転時の滑走やインピンジメントをリアルタイムで確認できます。検者依存性はありますが、適切に使えば有用です。併用が原則です。
画像だけでなく理学所見が重要です。ドロップアームテストや外旋筋力低下は高い示唆を持ちます。結論は総合判断です。
参考:腱板断裂の画像診断と特徴(MRI・エコーの違いが整理されている)
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
治療は断裂サイズと症状で分岐します。小〜中断裂で日常生活に支障が少ない場合は保存療法が選択されます。ここは重要です。
保存療法では運動療法が中心です。肩甲骨周囲筋の強化や可動域訓練が行われます。約3ヶ月で改善する例もあります。目安になります。
一方で3cm以上の大断裂や筋萎縮が進行している場合は手術適応となることが多いです。放置すると脂肪変性が進み、修復不能になるリスクがあります。時間との勝負です。
手術は関節鏡下修復が主流です。侵襲は比較的低く、入院期間も短縮されています。適応判断が鍵です。
術後リハビリは約3〜6ヶ月が目安です。初期は固定、その後徐々に可動域訓練へ移行します。段階的が基本です。
再断裂率は約10〜30%と報告されています。特に高齢者や大断裂ではリスクが上がります。無理は禁物です。
再断裂を防ぐには負荷管理が重要です。例えばペットボトル500ml(約0.5kg)でも初期には負担になります。具体的にイメージできますね。
再断裂リスクへの対策として、日常生活動作の負荷を把握する目的で活動量計アプリを活用し、肩使用量を可視化して調整する方法があります。行動を一つに絞るなら「使用量を記録する」です。これだけ覚えておけばOKです。