アルロイドg内用液 飲み方 用法・用量 空腹時

アルロイドg内用液の飲み方を、用法・用量や空腹時内服の理由、服用後の飲水の考え方まで医療従事者向けに整理します。患者指導で迷いがちなポイントを、あなたの現場ではどう伝えますか?

アルロイドg内用液 飲み方

アルロイドg内用液の要点
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基本は空腹時

胃・食道粘膜を覆って保護する目的のため、空腹時の内服が基本(食前・食間・就寝前の設計がしやすい)。

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量と回数を守る

1回量・1日回数は疾患と症状で調整されるため、自己判断で増減しないよう指導する。

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服用後の飲水に注意

服用直後に水分で流し込むと、粘膜被覆の狙いが弱まる可能性があるため「しばらく水分を取らない」指導が重要。

アルロイドg内用液 飲み方と用法・用量(空腹時)


アルロイドG内用液5%は、胃・十二指腸潰瘍やびらん性胃炎、逆流性食道炎の自覚症状改善などで用いられ、通常はアルギン酸ナトリウムとして1回1〜3gを1日3〜4回、空腹時に経口投与する設計が基本です。
患者向け資材でも、胃・十二指腸潰瘍、びらん性胃炎、逆流性食道炎では「1回20〜60mLを1日3〜4回空腹時に服用」と具体量が示されており、外来指導のベースになります。
空腹時という指示は、単なる“飲み忘れ防止の都合”ではなく、粘膜表面を覆う保護作用を狙う薬理と整合しやすい投与タイミングだからです。
実務上は「食前・食間・就寝前」を空腹時の候補として提示し、処方医の意図(症状の出る時間帯、夜間症状の有無、PPI/P-CAB併用など)と患者の生活パターンをすり合わせます。


参考)アルロイドG内用液5%の効能・副作用|ケアネット医療用医薬品…

とくに逆流症状が強い患者では、就寝前に症状が出やすい場合があり、1日回数の枠内で就寝前を組み込みやすいことを伝えるとアドヒアランスが上がります。


参考)くすりのしおり : 患者向け情報


一方で、消化性潰瘍の疼痛が食間に出るタイプでは、食間を主戦場にするなど、空腹時の“どこ”に置くかが指導の肝になります。

アルロイドg内用液 飲み方と服用後の水分(しばらく取らない)

服用指導で見落とされがちなのが「飲んだ後、しばらくは水分(水やお茶など)を取らないでください」という注意点です。
この一文は、剤形の“液体=飲み込みやすい”というメリットの裏で、追加の水分で希釈・洗い流しが起こると、粘膜に留めて覆う狙いが弱くなり得る、という臨床感覚に直結します。
患者には「のどの違和感で水を飲みたくなっても、まずは少し待ってから」と、行動レベルまで落とした声かけが有効です。
ただし嚥下機能が低下している患者では、“水で流し込まない”指導がかえって誤嚥リスクや服薬拒否につながることもあるため、優先順位の調整が必要です。


参考)アルロイドG内用液5%の基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・…

その場合は、服用姿勢(座位保持)や少量ずつの分割、服用後にむせがないかの観察など、安全側の運用に寄せます(施設・病棟の手順に合わせる)。

「しばらく」の具体時間は処方情報だけで画一化しにくいので、少なくとも直後のがぶ飲みを避ける、という現実的目標に落とすと指導が通りやすいです。

アルロイドg内用液 飲み方と飲み忘れ対応(2回分を一度に飲まない)

飲み忘れ時は「気がついたときにできるだけ早く服用、ただし次の時間が近い場合は1回分を飛ばす」「絶対に2回分を一度に飲まない」という原則を、患者向け情報が明確に示しています。
アルロイドGは“症状をその場で楽にする”期待で自己増量されやすい薬なので、増量の誘惑を先回りして釘を刺すのが安全です。
特に夜間症状がある患者は就寝前の飲み忘れが起こりやすいため、服用カレンダーやスマホ通知など、行動科学的な仕組みで支えると再現性が上がります。
また、食事時間が不規則な医療従事者や交代勤務者では「空腹時」という表現が逆に曖昧になるため、「前の食事から○時間後/次の食事の○分前」など、施設で統一した運用ルールを作ると事故が減ります。


このとき、患者の自己解釈で“空腹=朝だけ”にならないよう、1日3〜4回という回数目標もセットで確認します。


アルロイドg内用液 飲み方と副作用(下痢・便秘)観察ポイント

副作用としては消化器症状(下痢、便秘)が一定頻度で報告されており、投与継続中の観察項目になります。
液剤は「飲みやすい=続けやすい」一方で、患者が副作用を“体質”として放置しやすいので、便性の変化を具体的に聞き取る(回数、形状、腹痛、脱水)ことが重要です。
下痢・便秘のどちらも起こり得る点を最初に伝えると、患者が症状を薬と結びつけて相談しやすくなります。
慢性便秘の患者や下剤併用患者では、元々の排便コントロールが崩れたのか、アルロイドG追加が引き金になったのかを分けて評価する必要があります。

便秘が強いケースでは水分制限の背景(心不全、透析など)も絡むため、「服用後しばらく水分を取らない」指導が与える影響も含めて、チームで最適化します。


アルロイドg内用液 飲み方(独自視点):薬効を“見える化”する指導トーク

独自視点として、アルロイドGの患者指導は「飲む時間」よりも、“何を狙ってその時間に飲むのか”を短い比喩で固定すると成功しやすいです。
たとえば「胃や食道の表面に膜を張る薬なので、食べ物がない時に当てると張り付きやすい」「飲んですぐ水を入れると膜が薄くなる」など、行動(空腹時・服用後の飲水回避)に直結する説明にします。
この“膜を張る”説明は、空腹時投与という用法用量の根拠を患者が理解しやすくし、結果的に自己調整(食後にまとめ飲み等)を減らします。
さらに、患者が症状日誌を付けている場合は、「胸やけの時間帯」と「服用タイミング」を同じ紙に並べて可視化すると、就寝前投与の価値や飲み忘れパターンが本人にも伝わり、指導が一回で終わりません。

外来では時間が限られるため、次回受診までの“実験”として「就寝前を固定して1週間だけ続け、症状がどう変わるかを見る」など、観察計画に落とすと、漫然投与の防止にもなります。


用法・用量(患者向けに量・回数・空腹時、飲み忘れ時の対応がまとまっている)
くすりのしおり:アルロイドG内用液5%
服用後に水分を取らない注意や、飲み忘れ時の原則が明記されている(患者指導文言の作成に便利)
QLife:アルロイドG内用液5%の基本情報
効能・効果、用法・用量(空腹時)、副作用(下痢・便秘)がまとまっている(医療者の確認用)
CareNet:アルロイドG内用液5%の効能・副作用




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