あなたが古い一覧だけ信じると年間100人以上の患者さんで本来不要な入院が続いてしまいます。
IL-23はp19サブユニットとp40サブユニットから構成され、p40はIL-12と共通という点が薬理学的な出発点になります。このため、p19のみを標的とする抗IL-23p19抗体(グセルクマブ、リサンキズマブ、チルドラキズマブ、ミリキズマブなど)と、IL-12/23のp40を標的とするウステキヌマブでは、同じ「il-23阻害薬 一覧」に載っていても免疫調整の幅が異なります。ここを理解しておくと、感染リスクや腫瘍免疫への影響のイメージがしやすくなります。つまり機序の整理が重要です。 note(https://note.com/shiny_oxalis335/n/n0c26f03136f0)
乾癬性関節炎に対して、日本リウマチ学会の手引きではウステキヌマブ(IL-12/23p40)、グセルクマブ(IL-23p19)、リサンキズマブ(IL-23p19)の3剤が実臨床で用いられていると整理されています。この3剤だけでも、初回投与量、皮下注製剤かどうか、投与間隔、関節・皮膚・腸管へのデータ量といった項目で大きな違いがあります。リストとして覚えるだけでなく、「どの患者背景でどの抗体を思い出すか」がポイントです。結論は適応と機序のセット理解です。 ryumachi-jp(https://www.ryumachi-jp.com/publish/guide/guide_il12-23_23_psa/)
もうひとつ見落としやすいのが、IL-23阻害薬群にミリキズマブのような新規薬剤が加わっている点です。ミリキズマブは海外でOmvohとして潰瘍性大腸炎向けに承認され、日本でも審査・導入が進んでいる段階にあり、既存のp19抗体との比較検討が行われています。既にステラーラやスキリージを経験した患者へのスイッチ戦略など、将来的な選択肢として頭の片隅に置いておく必要があります。これは今後の更新候補ということですね。 note(https://note.com/shiny_oxalis335/n/n0c26f03136f0)
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乾癬性関節炎のIL-23/IL-12阻害薬の整理と実臨床での位置づけの詳細
日本リウマチ学会 乾癬性関節炎に対するIL-12/23・IL-23阻害薬使用の手引き
乾癬領域で「il-23阻害薬 一覧」として頻出するのは、グセルクマブ(トレムフィア)、リサンキズマブ(スキリージ)、チルドラキズマブ(イルミア)、そしてウステキヌマブ(ステラーラ)です。乾癬分子標的薬の一覧表では、これらIL-23関連薬はIL-17阻害薬やTNF阻害薬と同じテーブル内に表示され、適応疾患と投与方法が比較されています。まず、この一覧で把握しやすいのは「皮膚優位か関節優位か」「何週ごと投与か」という点です。これは整理の軸になります。 nankoshi-hosp(https://nankoshi-hosp.com/pdf/medical01_03.pdf)
例えばグセルクマブは尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、掌蹠膿疱症といった皮膚・関節疾患に幅広く適応を持ち、近年は潰瘍性大腸炎やクローン病に対する適応も追加されています。投与間隔は初期負荷後8週ごとと比較的長く、年間の通院回数を減らすことで患者の就労や通学との両立に寄与します。8週間というと、お盆~シルバーウィークの間隔くらいです。グセルクマブなら長期スパンでの通院設計がしやすいということですね。 innovativemedicine.jnj(https://innovativemedicine.jnj.com/japan/press-release/20250306)
リサンキズマブも同様に、尋常性乾癬や乾癬性関節炎に加え、クローン病、掌蹠膿疱症、潰瘍性大腸炎などへ適応が拡大しており、2024年6月には中等症~重症の潰瘍性大腸炎への適応が承認されています。IL-23p19に対するヒト化抗体で、粘膜治癒率や寛解維持率の高さが報告され、皮膚と腸管のいずれにも問題を抱える患者にとって「一本化しやすい」選択肢となり得ます。つまり多病変をまとめやすい薬です。 note(https://note.com/shiny_oxalis335/n/n0c26f03136f0)
一方、ウステキヌマブはIL-12/23p40を標的とする点で他のp19単独阻害薬とは異なり、乾癬・乾癬性関節炎だけでなくクローン病・潰瘍性大腸炎にも広く用いられています。初回は静注、その後は皮下注という二段構えの投与スケジュールで、病勢の強いIBD症例で早期にコントロールを取りに行く場面で選択されることが多いとされています。導入時に「しっかり効かせに行く」イメージです。 ryumachi-jp(https://www.ryumachi-jp.com/publish/guide/guide_il12-23_23_psa/)
チルドラキズマブは乾癬領域に特化したIL-23p19抗体として、皮膚科専門施設を中心に用いられています。乾癬分子標的薬一覧においてもIL-23阻害薬として明記されており、特に皮疹優位で関節症状が軽い、あるいはほとんどないような患者で選択肢に上がりやすい薬剤です。皮疹中心なら候補が変わるということですね。 dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/medical/biologics/4936/)
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乾癬・PsAに対するIL-23阻害薬の適応と投与法の一覧
南光病院 乾癬生物学的製剤一覧(PDF)
IL-23阻害薬は皮膚だけでなく、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患でも重要な選択肢になりつつあります。潰瘍性大腸炎に対しては、ウステキヌマブ、ミリキズマブ、リサンキズマブなどがバイオ製剤・分子標的薬として挙げられ、既存の抗TNFやJAK阻害薬と並ぶ位置づけになっています。これはIBD治療の「第三極」として育ってきたイメージです。 koganei.tsurukamekai(https://koganei.tsurukamekai.jp/blog/20250904_blog.html)
小金井つるかめクリニックの解説では、リサンキズマブは2019年の乾癬適応開始以降、2022年のクローン病、2023年の掌蹠膿疱症、2024年の潰瘍性大腸炎と、ほぼ1~2年ごとに適応を拡大していることがわかります。例えば、2019年3月に乾癬、2022年9月にクローン病、2023年5月に掌蹠膿疱症、2024年6月に潰瘍性大腸炎というように、カレンダー上でも追いやすい増え方です。これは「古い添付文書や一覧表を見ていると適応を見落とす」リスクにつながります。つまり更新スピードが速いのです。 koganei.tsurukamekai(https://koganei.tsurukamekai.jp/blog/20250904_blog.html)
IL-23阻害薬は、粘膜治癒の達成率、ステロイドフリー寛解、入院・手術の回避といったアウトカムで評価されます。例えば、潰瘍性大腸炎患者におけるミリキズマブの試験では、臨床的寛解率のみならず内視鏡的改善率がプラセボに比べ有意に高いことが示され、長期でも安全性が確認されています。内視鏡のスコアが数ポイント改善するだけで、患者の日常生活の負担は「トイレの回数が半分以下になる」といった具体的な形で軽減されます。つまり生活の質が直に変わります。 note(https://note.com/shiny_oxalis335/n/n0c26f03136f0)
また、IBDでは若年から中年の就労世代が多く、2週間に1回の通院と8週間に1回の通院では年間の通院回数に約4倍の差が出ることになります。例えば月2回通院なら年24回、8週ごとなら年6~7回です。1回あたり丸1日つぶれるケースも多いので、年間で10~20日以上の時間差が生じ得ます。時間単価が高い職種の患者では、薬剤選択がそのまま年収レベルの損得に結びつきかねません。ここは医療側も意識したい視点です。
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このように、「どの薬が一番効くか」だけでなく、「どの薬なら患者の生活設計と両立しやすいか」という観点で一覧を読み替えると、IBD診療の質が変わってきます。結論はIBDではアウトカムと生活の両立です。
潰瘍性大腸炎における各種バイオ・分子標的薬(IL-23阻害薬を含む)の整理
池原久朝 医師「潰瘍性大腸炎に対する各種バイオ製剤、分子製剤」
日本皮膚科学会は、乾癬分子標的薬(TNF阻害薬、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬など)を使用できる施設を「乾癬分子標的薬使用承認施設」としてリスト化し、審査を経て承認しています。一覧表にはウステキヌマブ、グセルクマブ、リサンキズマブ、チルドラキズマブなどのIL-23関連薬が明記され、「承認施設での使用」が原則となっています。この仕組みにより、感染症管理や長期フォローアップの体制が整った施設で安全に投与できるようになっています。安全性の担保が条件です。 dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/medical/biologics/4936/)
審査結果報告書などを見ると、全身性の重篤感染症や悪性腫瘍の発生率は、適切なモニタリングのもとでは概ね既存の生物学的製剤と同程度に抑えられていることが示されています。特にIL-23p19単独阻害では、IL-12を温存することによる腫瘍免疫への理論的なメリットが指摘されており、この点は長期使用を前提とする若年患者では重要な要素です。つまり長期安全性への期待があります。 pmda.go(https://www.pmda.go.jp/drugs/2022/P20220922001/530353000_30400AMX00409_A100_2.pdf)
一方で、IL-23阻害薬も結核の再活性化や帯状疱疹など、感染症リスクを完全にゼロにするわけではありません。特に高齢者やステロイド・免疫抑制薬との併用例では、ワクチン歴や潜在性結核のスクリーニングが欠かせません。例えば潜在性結核のスクリーニングを怠ると、1施設あたり年間数名レベルで再活性化症例が出る可能性があり、施設全体の医療安全に直結します。ここは導入前のチェックリストを整備することで対応しやすくなります。チェックの標準化が基本です。 pmda.go(https://www.pmda.go.jp/drugs/2022/P20220922001/530353000_30400AMX00409_A100_2.pdf)
薬価や社会的コストの面では、IL-23阻害薬は1本あたり数十万円クラスの高額薬剤であり、年間薬剤費は数百万円に達することも珍しくありません。しかし、適切に用いることで入院や手術を回避し、就労継続を支援できれば、社会全体で見たコストはむしろ抑えられる可能性があります。例えば、IBDで年間2回の入院(1回あたり10日)を防げば、単純計算でも20日分の入院費と患者の機会損失を減らせます。これは使い方次第で「高い薬が高くない」ケースになるということですね。 nankoshi-hosp(https://nankoshi-hosp.com/pdf/medical01_03.pdf)
実務上の工夫としては、施設内で「IL-23阻害薬導入チェックシート」や「ワクチンスケジュールシート」を作成し、毎回の導入時に同じ手順を踏むようにすることが有効です。リスク評価→ワクチン確認→潜在性結核スクリーニング→患者説明と同意、という流れを1枚の紙や電子カルテのテンプレートにまとめておくと、忙しい外来でも抜け漏れを防ぎやすくなります。結論は仕組み化して安全性を担保することです。
dermatol.or(https://www.dermatol.or.jp/medical/biologics/4936/)
pmda.go(https://www.pmda.go.jp/drugs/2022/P20220922001/530353000_30400AMX00409_A100_2.pdf)
nankoshi-hosp(https://nankoshi-hosp.com/pdf/medical01_03.pdf)
乾癬分子標的薬の承認施設と使用薬剤の一覧
日本皮膚科学会 乾癬分子標的薬使用承認施設一覧
具体例を挙げると、リサンキズマブは2019年の乾癬適応開始からわずか数年で、クローン病、掌蹠膿疱症、潰瘍性大腸炎へと適応を拡大しています。2019年時点の資料には当然これらの適応は載っておらず、「皮膚の薬」というイメージのまま止まってしまいます。同様に、グセルクマブも皮膚科領域からスタートし、2025年前後にはIBDへの適応が加わる流れになっており、数年単位で「別物級」に守備範囲が広がっています。つまり数年でリストが様変わりします。 innovativemedicine.jnj(https://innovativemedicine.jnj.com/japan/press-release/20250306)
また、日本リウマチ学会や各種学会のガイドライン・手引きも、IL-23阻害薬の位置づけをアップデートし続けています。TNF阻害薬に十分な反応を示さない乾癬性関節炎患者に対して、IL-17阻害薬やIL-23阻害薬が有力な選択肢として示されるようになり、「TNF→ダメならJAK」という単純な流れではなくなってきました。ガイドラインの改訂1回分(3~5年)の間に、薬剤の並び順や推奨レベルが変わることも珍しくありません。ガイドラインの改訂タイミングを意識することが大切です。 academia.carenet(https://academia.carenet.com/share/news/1e5e28c8-4518-4dba-b4da-a92375003025)
この「一覧の抜け」は、単に患者の選択肢を狭めるだけでなく、医療従事者自身の学習機会やキャリア形成にも影響します。新しい薬剤に触れる機会が少ないと、学会発表や症例報告、専門医試験で不利になりかねません。逆に、最新の「il-23阻害薬 一覧」を定期的にアップデートし、実臨床で使いこなしていると、院内外での相談役として信頼を得やすくなります。これは使い手の評価にも直結します。
実践的な対策としては、以下のようなシンプルな運用が考えられます。
academia.carenet(https://academia.carenet.com/share/news/1e5e28c8-4518-4dba-b4da-a92375003025)
こうした小さな仕組み化で、「いつの間にか最新から取り残されていた」という事態を防ぐことができます。結論は一覧を毎年見直すことです。
IL-23阻害薬を含む新規生物学的療法の有効性に関する総説
CareNet Academic「乾癬性関節炎の新たな生物学的療法、IL-17・IL-23阻害薬が高い有効性」