あなたの安静指示で3割は廃用進行し介護化します
椎骨骨折とは、椎体が圧縮されることで高さが低下する骨折を指します。特に高齢者では骨粗鬆症が背景にあり、軽微な外力でも発生します。例えば、しりもちや咳だけで発症するケースも報告されています。ここが重要です。
骨密度が若年成人の70%未満になると、発症リスクが急増します。つまり骨質の問題です。外傷性では交通事故や転落など強い力が加わるケースが典型です。
見逃されやすいのは、明確な外傷歴がない場合です。患者は「いつの間にか痛くなった」と表現することが多いです。これが臨床の落とし穴です。
主症状は背部痛です。体動時に増強するのが特徴です。安静時でも持続する場合は重症例を疑います。ここは重要です。
さらに進行すると、円背や身長低下が起こります。1椎体で約1〜2cmの身長低下が生じることもあります。つまり外見変化です。
神経症状はまれですが、後壁損傷がある場合には下肢しびれや筋力低下が出現します。この場合は不安定性骨折の可能性があります。注意が必要です。
慢性期では痛みが軽減しても、生活機能が低下するケースがあります。これが問題です。
診断の基本は画像検査です。まずX線が行われますが、発症初期では異常が映らないこともあります。ここが盲点です。
そのため、MRIが重要になります。特にSTIR画像では骨髄浮腫を検出でき、急性骨折の診断精度は90%以上とされています。これが決め手です。
鑑別としては、転移性腫瘍や感染性脊椎炎があります。腫瘍性病変では椎体後壁の破壊や多発病変がヒントになります。つまりパターン認識です。
画像だけで判断せず、臨床経過と合わせることが必要です。これが基本です。
参考:椎骨骨折の画像診断と鑑別について詳説
治療の基本は保存療法です。安静、装具療法、鎮痛薬が中心となります。しかし長期安静は筋力低下を招きます。ここが問題です。
実際、2週間以上の臥床で筋力は約20〜30%低下すると言われています。つまり廃用症候群です。
そのため、近年は早期離床が推奨されています。疼痛コントロールを行いながら、可能な範囲で活動を促します。これが主流です。
手術は、神経症状や不安定性がある場合に検討されます。経皮的椎体形成術(BKP)などが代表例です。適応判断が重要です。
椎骨骨折は再発率が高いです。1年以内の再発率は約20%と報告されています。ここがポイントです。
再発予防の中心は骨粗鬆症治療です。ビスホスホネートやデノスマブなどが使用されます。薬物療法が基本です。
さらに転倒予防も重要です。バランス訓練や住環境の見直しが有効です。これは現場で介入できます。
再発による寝たきりリスクを避ける場面では、骨密度測定を定期的に確認することで治療効果を把握しやすくなります。その狙いは治療継続判断です。候補はDEXA検査です。
つまり予防が鍵です。