dm病気(糖尿病、Diabetes Mellitus)は、インスリン作用不足により慢性的な高血糖状態を呈する代謝疾患群です。世界保健機関(WHO)の定義によると、空腹時血糖値126mg/dL以上、随時血糖値200mg/dL以上、またはHbA1c6.5%以上を示す病態として定義されています。
日本における糖尿病患者数は約1,000万人と推定され、予備群を含めると約2,000万人に達するとされています。高齢化社会の進展とともに患者数は増加傾向にあり、医療経済的な負担も深刻化しています。
主要な病型分類
dm病気の確定診断には、以下の検査項目が用いられます。
血糖検査における診断基準
HbA1c(糖化ヘモグロビン)
補助的検査
日本糖尿病学会の診断基準では、血糖値とHbA1cの両方が診断基準を満たした場合、1回の検査でdm病気と診断可能とされています。
dm病気の薬物治療は、病型・重症度・合併症の有無により個別化する必要があります。
経口血糖降下薬の選択指針
インスリン療法の適応
日本における処方パターンの特徴として、欧米でビグアナイド系が第一選択とされるのに対し、DPP-4阻害薬の使用頻度が高いことが挙げられます。
dm病気の合併症は大血管合併症と細小血管合併症に分類され、早期発見・治療が重要です。
糖尿病性腎症
糖尿病性網膜症
糖尿病性神経障害
大血管合併症
dm病気の包括的管理には、多職種による連携が不可欠です。各職種の役割と連携体制について解説します。
チーム医療の構成メンバー
糖尿病療養指導士の役割
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)認定制度により、専門的な療養指導を行う医療従事者が育成されています。患者の自己管理能力向上と治療継続支援が主要な役割です。
Disease Management(DM)プログラム
疾病管理プログラムとして、構造化された継続的ケアシステムが重要視されています。患者教育、データモニタリング、ケア調整を統合したアプローチにより、長期的な治療成果の改善が期待されます。
デジタルヘルスの活用
個人健康記録(PHR)システムの標準化により、医療機関間での情報共有が促進されています。血糖値、血圧、体重などの継続モニタリングデータを活用し、より精密な治療調整が可能となっています。
dm病気は複雑な慢性疾患であり、単一の治療法では対応困難です。エビデンスに基づく個別化医療と多職種連携により、患者のQOL向上と合併症予防を目指すことが医療従事者に求められています。継続的な専門知識の更新と患者中心のケア提供が、dm病気診療の質向上につながります。