リアルダ錠の最も注意すべき重大な副作用として、血液系の障害が挙げられます。再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症などが発生する可能性があります。
これらの症状は頻度不明とされていますが、発生した場合は生命に関わる重篤な状態となります。具体的な初期症状として以下が現れることがあります:
定期的な血液検査が必要で、これらの症状が現れた場合は直ちに医師に連絡し、投与中止を含む適切な処置を受ける必要があります。特に高齢者では血液系副作用のリスクが高くなる傾向があります。
リアルダによる循環器系の副作用として、心膜炎(0.1〜1%未満)、心筋炎、胸膜炎が報告されています。これらは稀な副作用ですが、発生した場合は重篤な症状を呈します。
心血管系副作用の特徴的な症状。
これらの症状は心電図異常や胸水を伴うことがあり、胸部X線検査や心電図検査で診断されます。症状が現れた場合は緊急性が高く、速やかに循環器科での精査が必要です。治療は通常、リアルダの投与中止と抗炎症薬による対症療法が行われます。
興味深いことに、潰瘍性大腸炎の治療薬であるリアルダが、逆に潰瘍性大腸炎の悪化を引き起こす副作用として報告されています。この副作用の発現頻度は4.0%(4/100例)と比較的高い数値です。
消化器系副作用の症状と特徴。
この矛盾した副作用は、メサラジンに対する過敏反応や個体差による炎症反応の亢進が原因と考えられています。投与開始後に症状が悪化した場合は、薬剤性の悪化を疑い、医師との相談が必要です。場合によっては他のメサラジン製剤への変更や投与中止が検討されます。
リアルダの使用により、肝機能障害や腎機能障害が発生することがあります。これらの副作用は検査値異常として現れることが多く、定期的な検査による早期発見が重要です。
肝腎機能への影響。
肝機能障害の初期症状として食欲不振、全身倦怠感が現れ、進行すると黄疸が出現します。腎機能障害では尿量減少、むくみ、全身倦怠感が特徴的です。これらの症状が現れた場合は速やかに投与を中止し、適切な治療を開始する必要があります。
リアルダによる皮膚・粘膜系の副作用は比較的多く見られる症状群です。軽微なものから重篤なものまで幅広い症状が報告されています。
皮膚・粘膜系副作用の分類。
軽度〜中等度の症状:
重篤な皮膚症状:
重篤な皮膚症状では、高熱(38℃以上)、目の充血、皮膚の広範囲の紅斑、リンパ節腫脹などが現れます。これらは命に関わる可能性があるため、症状が現れた場合は直ちに投与を中止し、皮膚科や救急科での治療が必要です。DRESS症候群では、ヒトヘルペスウイルス6の再活性化を伴うことが多く、投与中止後も症状が遷延化することがあります。